富士宮市議会 > 2022-06-29 >
06月29日-03号

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  1. 富士宮市議会 2022-06-29
    06月29日-03号


    取得元: 富士宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-01-03
    令和 4年  6月 定例会(第2回)                    令 和 4 年                 富士宮市議会6月定例会会議録                     第 3 号                 令和4年6月29日(水曜日)                                       1 議事日程(第3号)              令和4年6月29日(水)午前9時00分 開議  日程第1 一般質問(5人)                                       2 本日の会議に付した事件  議事日程(第3号)に同じ                                       3 出席議員(21名)      1番  渡 辺 佳 正 議員       2番  若 林 志津子 議員      3番  近 藤 千 鶴 議員       4番  辻 村 岳 瑠 議員      5番  細 沢   覚 議員       6番  望 月 則 男 議員      7番  齋 藤 和 文 議員       8番  佐 野 寿 夫 議員      9番  植 松 健 一 議員      10番  仲 亀 恭 平 議員     11番  臼 井 由紀子 議員      12番  深 澤 竜 介 議員     14番  佐 野 和 彦 議員      15番  船 山 惠 子 議員     16番  佐 野 和 也 議員      17番  望 月 芳 将 議員     18番  諏訪部 孝 敏 議員      19番  鈴 木   弘 議員     20番  村 瀬   旬 議員      21番  小 松 快 造 議員     22番  松 永 孝 男 議員                                                            4 欠席議員(1名)     13番  佐 野   孜 議員                                       5 事務局職員出席者(5名)  事 務 局 長  久保田 雅 史 君    事 務 次 長  秋 山 雅 之 君  庶務調査係長  佐 野 真理子 君    主    査  谷 川 光 基 君  主    査  佐 山 陽 菜 君                                                            6 説明のための出席者(14名)  市    長  須 藤 秀 忠 君    副  市  長  芦 澤 英 治 君  副  市  長  渡 邉 恭 一 君    総 務 部 長  滝 川 日出男 君  行 政 課長兼  佐 野 史 俊 君    企 画 部 長  篠 原 晃 信 君  選 挙 管 理  委  員  会  事 務 局 長  財 政 部 長  中 村 日出和 君    市 民 部 長  佐 野 利 幸 君  環 境 部 長  望 月 直 樹 君    保健福祉部長  宇佐美   巧 君                       兼 福 祉事務                       所    長  都市整備部長  黒 川 和 洋 君    財 政 課 長  小 西 雅 和 君  教  育  長  池 谷 眞 德 君    教 育 部 長  植 松 宏 幸 君                                                                            午前9時00分開議 ○議長(小松快造議員) 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(小松快造議員) 礼。おはようございます。御着席ください。 会議に入る前に、13番 佐野孜議員から都合により本日の会議に欠席する旨の届けがありましたので、御報告いたします。 直ちに会議を開きます。 △日程第1 一般質問 ○議長(小松快造議員) これより日程に基づき、日程第1 一般質問に入ります。 発言通告順により、16番 佐野和也議員の質問を許します。16番 佐野和也議員。               〔16番 佐野和也議員 登壇〕 ◆16番(佐野和也議員) おはようございます。小松議長のお許しをいただきましたので、議席番号16番、会派育成、佐野和也、一般質問をさせていただきます。 こんなに早く1番を引くこととは思いませんでした。この後に続く育成、3人まだ僕のほかに続きますので、いい答弁を引き出せたらと思います。よろしくお願いします。 それでは、早速一般質問に入ります。発言項目1、北部地域の発展について。要旨、猪之頭地区では陣馬の滝に令和3年に滝の家を設置し、地区の発展を考え、活用を始めた。富士宮市としても北部地域の発展には力を入れて取り組んでいる。猪之頭地区の歴史、文化には水車が幾つもあり、今でもその名残がある。そこで、以下について伺う。 (1)、富士宮市は小水力発電全国1位であることを踏まえ、水車をモチーフにしたモニュメントを陣馬の滝周辺に設置することを提案するが、どうか。 (2)、SDGsの視点からモニュメント発電システムをつけて発電し、その発電した電力をモニュメントライトアップや駐車場の照明等に使用したらどうか。 以上2点、御答弁よろしくお願いします。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(望月直樹君) それでは、私から要旨(1)、水車をモチーフにしたモニュメントを陣馬の滝周辺に設置する提案及び要旨(2)、SDGsの視点から、モニュメント発電システムをつけて発電し、その発電した電力をモニュメントライトアップや駐車場の照明などに使用したらどうかについて、まとめてお答えします。 市では日本一の小水力発電のまちとして、市民及び観光客などにPRすることや関心を高めることを目的に、平成29年度に白糸発電所の交差点手前に「日本一の小水力発電のまち」と書いた標柱を設置しました。こうした中、猪之頭地区では令和元年度から再生可能エネルギーを軸とした地域活性化プロジェクトを進めております。 猪之頭地区には過去に大小10基前後の水車が存在し、今もその名残があるなど、水車の歴史や文化があると伺っております。現在この猪之頭地区プロジェクトでは、民間活力によって地元の木材を使用し、日本建築専門学校の学生のアイデアを生かした水車型の小水力発電を設置することを計画しています。市といたしましても、地元とともにこうした歴史や文化に改めて目を向け、エネルギーを生み出し、水車の回る田園風景を北部地域の新たな観光拠点として誘客や地域活性化につなげていきたいと考えております。 発電システムが付いた水車のモニュメントにより、発電された電力でそのモニュメントライトアップや駐車場の照明等に使用できるよう、創エネ・蓄エネ機器設置費等補助金の活用を考慮しつつ、地元と連携しながら設置について協力していきたいと思っております。 私からは以上です。 ◆16番(佐野和也議員) ありがとうございます。猪之頭地区には過去14基ほどの水車があり、この間確認しましたところ、まだ1基自宅の庭にありました。残念ながらピンのほうが壊れていて、稼働は最近はしていないということでしたけれども、本当に数多くの水車がありまして、猪之頭地区、湧水も多く湧いていますので、とてもいい自然環境で、来ていただいた方にはいいイメージを与えて、また観光の促進にもなると思いますので、そこはぜひ力を入れてやっていただきたいと思います。この件に関しましては、猪之頭区の佐野順一区長もとても力を入れておりまして、水利権に関しても小水力発電には詳しい小松議長は猪之頭区長と事前に下調べをしておりまして、その辺も何とかクリアはできそうということですので、滝の上の裏あたり、湧水は敷地内から出ていますので、そういったところを利用して造っていただければ、地元に子どもたちも、ここには昔から水車というものがあってという歴史文化として語り継いでいただけると思います。 また、先ほど答弁にもありましたけれども、富士ヒノキ等を使ったり、日本建築専門学校に依頼して作ってもらうというのも富士宮市としても地元のPRにもなりますので、本当に容量はそんなに大きくなくてもいいので、取りあえずはある程度発電して、ライトアップして、水車で発電をして、その電力でこういうことをやっていますというSDGsのPRにもなると思うので、その辺考慮して、なるべく早めに実行していただければと思います。私のほうからは取りあえず以上で、いい答弁がいただけましたので、発言項目1についてはこれで終了したいと思います。あまりにもいい答弁をいただいたので、再質問がなくなってしまいました。すみません。 それでは、続きまして発言項目2に移ります。稲子地区の通学についてです。稲子地区には移住定住推進地区として力を入れていただいたおかげで移住者も増えて、大人だけでなく、子どもたちも増えて、にぎわいが増しております。しかしながら、小学校は稲子小学校が近くにあるが、中学校は芝川中学校まで通わなければならない。そこで、以下について伺う。 (1)、現在の中学生の通学状況をどのくらい把握しているか。 ①、通学路の安全性について。 ②、通学の距離について。 ③、通学の方法について。 (2)、富士宮市として現在どのような支援を行っているのか。また、今後の対応について。 ①、遠距離通学に対しての補助等の支援について。 ②、ハード面でのサポートについて。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からはまず初めに要旨(1)の①、通学路の安全性についてお答えします。 本市では毎年、年度末から年度初めの期間で、市内の全小中学校に通学路の安全点検を依頼しています。その結果報告された危険箇所については、道路管理者や関係機関と情報共有しています。稲子地区に関しましては、芝川中学校まで徒歩で通学している生徒がいませんので、芝川中学校からの報告は受けていません。しかし、稲子小学校からは、道路の幅員が狭くなっている場所の報告を受けています。報告箇所については、交通安全リーダーと語る会で参加者全員で情報共有を行っているため、児童の安全意識も高いと認識しています。 次に、要旨(1)の②、通学の距離について、③、通学の方法についてお答えします。現在稲子地区から芝川中学校へ通学している生徒は6人おり、通学距離はおおむね8キロメートルから10キロメートルとなっています。それぞれ定期バス、電車、自家用車での送迎により通学しています。 次に、要旨(2)の①、遠距離通学に対しての補助等の支援についてお答えします。本市では富士宮市小中学校児童生徒通学費補助金制度があり、この制度の要綱により、芝川中学校に通学する上稲子区、下稲子区及び内房1区の通学距離6キロメートル以上の生徒が対象となるため、稲子地区の生徒は全員が補助の対象となっています。 補助金について説明をします。電車やバスについては定期代、自家用車については、自宅から学校までの通学距離に応じ、2往復分の燃料費を算出した年間の費用を補助対象経費とし、その2分の1を市で補助しています。芝川中学校については、今年度は総額31万2,755円の補助を予定しています。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) それでは、私から発言項目の2、要旨(2)、②、ハード面でのサポート、スクールバスについてお答えいたします。 現在富士宮市小中学校児童生徒通学費補助金制度の対象となっている小中学校は、井之頭小学校、人穴小学校、芝富小学校、井之頭中学校、西富士中学校芝川中学校の合計6校、児童生徒数は合計で71人になります。 スクールバスの導入になりますと、この地域だけではなく、他の小中学校も視野に入れなければなりませんので、今後研究していきたいと考えています。 私からは以上です。 ◆16番(佐野和也議員) ありがとうございます。遠距離通学に対しての補助はいただいているということなのですけれども、私がここに移住してきた方にお話を伺ったところ、バスが朝の6時に1本あるだけだと。その朝6時のバスに乗ると、芝川中学校に着くのが7時。学校がまだ開いていない。学校が開くまでは子どもたちが門で待っているという状況だと。夏場はいいのですけれども、冬場はとても寒いと。親が送迎できる方は送迎しているのですけれども、それでも往復で小一時間かかる。勤め人、俗にサラリーマンの親ですと、やはり朝6時ぐらいには家を出なければならない。バスに乗ってもほぼ同じ時間帯に家を出なければならない。6時に出るということは、これは朝も子どもは5時ぐらいには起きていなければならない状況で、5時に起きて、朝6時のバスに乗って、学校へ行ってまた寒い中を待っている。帰りもバスがなくて、要は親に迎えに来てくれるまでは図書館で時間をつぶして待っている。これは子ども、事件や事故に巻き込まれる可能性等もありますので、その辺を保護者の方は懸念していました。中には、朝6時のバスも利用人数が少ないと。ただ、そのバスに乗らないと、そのバスすらもなくなってしまうと。子どもに6時のバスでわざわざ、バスがなくならないように通わせているという方もいましたので、せっかくこの移住定住で稲子地区に来てもらったにもかかわらず、そういったところの設備はできていない。これは逆に言うと、今後移住してくる人に対してそういうようなイメージが湧いてしまうと、マイナス効果だと思うのです。 一般企業でもPDCAサイクル、計画して、行動して、評価、改善。移住定住で、ある一定の結果は出していたと思うのですけれども、それに対して今度新たな課題が出てきたのではないかと私は思います。これが今年だけだったらまだいいのですけれども、要は今稲子小学校に通っている児童全てが今後直面していく課題でありまして、親が送り迎えできる家庭はまだいいのですけれども、それができない家庭になってきますと、幾ら補助をもらっても、それを使って乗るバスはないというのが、これは大きな問題だと思うのですけれども、その辺はどうお考えですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) ちょっと教育委員会としては答えにくいあれなのですけれども、今現状は分かりました。7時には学校に子どもがいる、それから帰るまで、バスの時間までは学校で時間を費やさなければならないという、その現状については、教育委員会が子どもをお預かりしておりますので、どうしたらいいのかということについては学校のほうと、先生たちの勤務の時間というのがあるものですから、帰りについては、学校に残っている先生もいらっしゃいますので、その先生と一緒に学習をしたり、家に帰ってもう一度勉強することなく、学校で課題を済ませてしまうとか、あと部活動とかありますので、ですけれども、ちょっと朝のほうはなかなか難しいですけれども、それでも事故等があると大変なことになりますので、それについてはまた芝川中学校のほうとよく話をして、子どもの安全、安心、そのような対応がどこまでできるのかということは検討していきたいなというふうに考えています。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、今現在定期バスというところの使用のところが、実は宮バスを使っていらっしゃると思います。現在中学生が御利用されている、定期券の数でお答えさせていただきますと、お一人使われているようです。実は、バス、先ほど議員がおっしゃられたように、なかなか乗車する方が少ないというところで、いろいろランニングコストだとかの課題がございます。実は、この10月から稲子地区と、それと芝富地区といって、芝川中学校の通学路の県道沿い、あそこを中心とした、面的にその地域の方が利用できるような宮タクの実証実験を始めようとしております。その辺も含めて、基本的に高齢者の方の足というところのスタンスではいっているのですけれども、小中学生の方のそういう通学とか、それと稲子の方も何かお一人くらい通勤で使っていらっしゃる方もいるということで、いろいろとちょっとその辺の実証実験を含めながら、その辺りをちょっと注視していきたいと思っています。 以上です。 ◆16番(佐野和也議員) ありがとうございます。宮タクの実証実験ということなのですけれども、例えば宮タクを使った場合に、この保護者の負担というのはどれぐらいになるか分かりますか。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。
    ◎市民部長(佐野利幸君) その辺りも含めて、今の学校の通学費の補助制度のこともございますので、その辺も含めて今後検討していきたいと思います。 ◆16番(佐野和也議員) 宮タクを使って通学できれば、保護者の方も安全、安心はできると思うのですけれども、それによって経済的な負担があまりに増えてしまうと、またこれはちょっと保護者の方も大変なので、そこは何かしらうまくやっていただいて、保護者の方にもあまり負担がかからないようにしてもらえれば、宮タクでも安心かなと思うのですけれども、ちなみにこれ、稲子地区から芝川中学校まで自転車通学等はしている方というのはいるのですか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 自転車の通学はないと思っています。保護者の送迎と、先ほどお話出たように、バスを使っている方がいらっしゃるようです。あと、電車を使っている方もいらっしゃるようです。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) すみません。その前の市民部長の答弁に付け加えなのですけれども、富士宮市小中学校児童生徒通学費補助金交付要綱に基づいて、今半額を支給している形になります。その中で補助の額というところの第5条に、補助金の額は児童生徒の通学に要する交通経費実費の2分の1を限度とするというふうになっています。ただ、ただし書がありまして、市長が特に必要と認めたときはこの限りでないとなっていますので、一応今の要項を変えることなく対応は可能ですので、宮タク、宮バス等の可能性でできるという話になりましたら、また教育委員会と市民部等と、財政的にもかかるかもしれませんので、相談するような形を取っていきたいと考えています。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) この稲子地区からの芝川中学校へ通う交通手段なのですけれども、実は私ごとになりますけれども、うちの家内も芝川駅と稲子駅の中間に家がありまして、子どもの頃稲子駅へ行って歩いて、稲子駅から芝川駅まで電車に乗って、それで芝川駅から芝川中学校まで歩いていったというようなことで、4姉妹ですけれども、みんなそろって暗闇の中を結構歩いたようなのです。その苦労の話をよく聞かされておりまして、現実的にまた今稲子地区の集落の人たちも非常に移住定住で増えてきて、これはいい傾向だなと思うけれども、では学校に通うのはどうするのだと。特に小学校はあそこに近いからいいけれども、中学校の場合、どうしても芝川中学校には通わなければならないです。とした場合には、スクールバスというのはある程度固まりで何回か往復するような形になるといいですけれども、なかなかそうもいかないものですから、できれば宮タクをこれから利用して、宮タクをスクールバス代わりにして、それで、ただ朝行くのと帰り、送り迎え、それをするだけの話ですから、そのぐらいの費用のことについては市長が特別な配慮で2分の1ではなくて、もう少し割合を増やして、できるだけ稲子の子どもたち、保護者に負担のかからないようにやっていきたいなと、こんなふうに思っているのです。ただ、全体的にいろんなことの、そろばんを、いろいろ実験的にやりながらはじいて、一番いい道を探っていきたいと、こんなふうに思っています。 以上です。 ◆16番(佐野和也議員) ありがとうございます。市長のほうから、宮タクを使ってできればということなのですが、例えばこれ、移住者が今後増えて、生徒数が増えた場合は、どのくらい増えるまでは宮タク、ある程度、そこって。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 先ほども申し上げたとおり、いろいろ研究させてください。今この場で答えることはできませんので、よろしくお願いします。 ◆16番(佐野和也議員) ありがとうございます。逆に、例えばの話ですけれども、稲子小学校の校舎が空いていますよね。そっちに例えば中学校の分校を持っていくとかという考えはないということでよろしいですか。あくまでも芝川中学校で。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 基本的にはそれはありません。人件費の問題で、1人の先生をつけるだけで大体1,000万円の費用がかかりますので、分校を造らなければならない理由というのがあればいいですけれども、特に中学校は難しいというのは、各教科、小学校みたいに1人の先生がいろんな教科を教えるということではなくて、ある程度の専門性がありますので、小学校も今は5、6年生は専科でという形で動いていますので、稲子小学校に分校を造るというのは、富士宮市ではなくて県の基準で配置していますので、ほぼ、100%とは言いませんけれども、99.9%ぐらいちょっと難しいではないかなと考えています。 以上です。 ◆16番(佐野和也議員) ありがとうございます。一応念のために聞きました。やはり芝川中学校に通うということで、できれば今後も、稲子小学校へ通っている児童の保護者の方も安心できるように、ぜひそこは教育長、市長頑張っていただいて、いい結果、いい改善をしていただけたらと思います。 ちなみに、本当に、例えば稲子駅まで歩いて、稲子駅から電車で通っている。その稲子駅までは徒歩で通っているのですか。そこは分かりますか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 補助とすると、駅から駅までを対象の補助としていますので、徒歩で通っているのではないかなと思っています。事情によって、今日は雨だから送っていこうとか、今日は歩いていきなさいとかってあるのかもしれないのですけれども、うちが把握しているのは、電車の区間だけということでしか把握できていません。 ◆16番(佐野和也議員) 例えばの話、自転車通学している方にEバイクを使ってもらうという考えはないですか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 高校生の話なのですけれども、Eバイクを使って自転車通学している方もいらっしゃいますので、それはもう家庭の考え方で、Eバイクを買っていただいて通学していただいても構わないと思います。 ◆16番(佐野和也議員) その場合、例えばEバイクの購入に関しての補助等はどの辺まで。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) かなり粘ってこられますけれども、補助のほうは検討していませんので、先ほどの小水力発電のほうで大分いい回答が出ていますので、そちらのほうで勘弁してください。 ◆16番(佐野和也議員) 中学生、富士根南中学校もそうですけれども、自転車通学している生徒も多いので、富士宮Eバイク結構しているので、それが使えればなという方向で質問しました。一応宮タクを使う方向でいって、またそれに対しての補助もある程度考慮していただけるということなので、ぜひ。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 宮タク、必ずしもそうするとはまだ限らないです。提案があったけれども、要するにスクールバスを使う場合には、バスのまず購入費から、運転手から、いろんな諸経費からかけたら、相当な金額がかかるわけです。それが朝と夕方しか使わないで、あとは待機するなんていうのは、これほど不経済なことはないわけです。だから、宮タクをもし使うとするならば、その都度でもっての代金で済むけれども、しかし、そろばんをはじいてみると、稲子地区から芝川中学校までタクシー代は幾らかかるかと計算して、それも今度はそれぞれの人たちがそれぞれの思い思いの目的でもって何時から何時まで使いたいだなんて、全部間に合うように足が確保できるかといったら、それはとてつもない金額になってしまうわけです。そこのところをいろんな意味でもって、角度で研究していかないと、そんな簡単にやれないわけです。本来そういう辺地なものですから、補助金を出そうという行政のサービス精神の中でもってそれをやっているわけですけれども、本来ならばどこの学校にも、高等学校の生徒なんかそうですけれども、自転車で、保護者の負担でみんな、あるいはバスもみんな自己負担でやりくりしているわけです。でも、そういう中で何とか市として稲子地区の人たち、辺地の人たちに負担がかからない、少しでも手を差し伸べようというところで今研究をしているということなものですから、まず基本的なことについては自己負担が大原則だということをぜひ頭に置いていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆16番(佐野和也議員) 分かりました。では、ぜひ、今後のためにいろいろ研究、課題があると思うのですけれども、その辺よろしくお願いいたします。 それでは、ちょっと時間が早いですけれども、以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で16番 佐野和也議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。                                     午前9時29分休憩                                                                            午前10時00分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 次に、発言通告順により、10番 仲亀恭平議員の質問を許します。10番 仲亀恭平議員。               〔10番 仲亀恭平議員 登壇〕 ◆10番(仲亀恭平議員) 皆さん、こんにちは。小松議長のお許しを得ましたので、富士山のマイクスタンドを前に一般質問をさせていただきます。議席番号10、会派育成、2番手の仲亀恭平です。どうぞよろしくお願いします。 前回の一般質問で、市制80周年を迎えるに当たり、市役所を花で飾ったらどうかと提案させてもらいました。早速市役所の玄関前に花で飾られたとても立派なフラワーディスプレーを設置していただいたこと、誠にありがとうございます。尽力していただいた関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。お祝いにぴったりの白や赤色、ピンクの花が飾られ、またその大きさにも本当に驚きました。多くの方がフラワーディスプレーの前で写真を撮っている姿を見て、私はとてもうれしい気持ちになりました。もちろん私も写真を撮らせてもらい、癒やされました。たくさんの花が皆さんを笑顔にしてくれたのではないかなと思いました。今後も美しい花いっぱいのまちづくりを応援していきたいと思います。 それでは、一般質問をさせていただきます。発言項目1、高齢者や障がいのある方のごみ出しが困難な世帯への支援について。日本は1995年から高齢社会へと突入し、高齢者の人口が14%を超えました。さらに、2010年、23%となり、超高齢社会に入ったとも言われております。急速に進行する高齢化は、社会の様々な分野に影響を及ぼしています。その中でも、ごみ出しに困難を抱える方への支援、こちらは大きな課題だと私は思います。ごみ集積所までの距離が遠く、ごみを出しに行くことができない、エレベーターのないアパートに住んでいると、ごみ出しの負担はとても大きい。認知症になるとごみ出しの曜日や分別のルールを覚えることが難しいというような、高齢者や障がいのある方にとって家庭のごみを出すことはとても大変な作業になっています。富士宮市でもごみ収集の福祉サービスはすぐに解決しなければならない重要な課題になったと考え、お伺いいたします。 要旨(1)、65歳以上で単身の世帯はどれくらいあるのか。 要旨(2)、障がいのある方で単身の世帯はどれくらいあるのか。 要旨(3)、富士市では大型ごみなどを新環境クリーンセンターの職員が自宅まで個別収集に行くサービスを実施しています。当市ではどのような方法を検討しているのか。 要旨(4)、ごみ収集の福祉サービスに民間の力やボランティアの活用をしたらいかがかお伺いいたします。 よろしく御回答ください。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(宇佐美巧君) 発言項目1、高齢者や障がいのある方などのごみ出しが困難な世帯への支援について、私から一括してお答えをいたします。 初めに、要旨(1)、65歳以上の単身の世帯数についてですが、令和4年4月1日現在の住民基本台帳における65歳以上の高齢者ひとり暮らしの世帯は9,256世帯で、世帯員が高齢者のみの世帯は、このひとり暮らしの世帯を含め1万6,776世帯となっております。 次に、要旨(2)の障がいのある方で単身の世帯はどれくらいあるのかにつきましては、把握をしておりません。なお、ごみ出しに限定したものではございませんが、障害福祉サービスの居宅介護サービスにおいてヘルパーによる身体介護や家事援助を実施しております。令和4年3月にはこの居宅介護サービスの利用が155件ありました。 また、ごみ出しの困難さが一定程度を超えて蓄積されますと、いわゆるごみ屋敷の状態に発展します。このごみ屋敷の状況につきまして関係部署に確認したところ、市全体の件数としては把握していませんが、個別の相談の内容として、住居がごみ屋敷の状態にある方もいらっしゃるということは把握しております。ごみ屋敷の状態となるまでには相談者の経済的な問題や健康状態など実に様々な理由があり、さらには長い年月を経てそのような状態になっていることも多く、これらの相談につきましては事例の中身に応じたきめの細かい支援が必要となるため、関係部署、関係機関などで相互に連携を図りながら個別に対応をしているところです。 次に、要旨(3)、富士市では大型ごみなどを自宅まで個別収集に行くサービスを実施しているが、本市ではどのような方法を検討しているのかと、要旨(4)、ごみ収集の福祉サービスに民間の力やボランティアの活用をしたらいかがかについてお答えいたします。富士市で新環境クリーンセンターの職員が個別収集を行っていることは、把握しております。本市におきましては、生活支援体制整備事業の一つのテーマとして、令和3年度から取り組んできているところです。具体的には、各生活圏域に設置された第2層協議体におけるニーズ調査において、ごみ出し支援に関する問題が上げられたことから、市全域を対象とした第1層協議体において青木平区をモデル地区としてワークショップ3回、個別回収の試験的な実施を9回行いました。ワークショップには、ごみ出しに不安のある方、自治会役員、介護職員などが参加し、この中で高齢者が困っていることとして、ごみの分別が困難、ごみ集積場が家から離れている、ごみを運びながらの歩行が困難、ごみ出しを有料のヘルパーに頼む場合でも、早朝での対応は難しいなどが挙げられました。こうした状況を踏まえ、本年2月から3月にかけて、青木平区で選定した高齢者8人を対象に、ごみ出し支援を試験的に実施いたしました。 この結果を分析したところ、自助、互助、共助、公助の順番で支援を検討していく必要があることが分かり、現在第1層協議体で解決策の協議を行っています。例えば、自助であれば、カートを使っての運搬や、自費で直接回収を請け負う業者を利用すること。次に、互助として、家族や近所の人などの力を借りること。それらによって解決できないときは、生活圏域の第2層協議体において支え合いの方法を検討していきます。共助であれば、自治会でごみ出しの時間帯やルールなどについて協議していただきます。その後の段階として、共助としての介護保険制度によるヘルパー支援があり、なお制度上の支援が難しい場合に公助としての個別改修などの検討を行うといったプロセスが非常に重要であるという方向性が見えてきたところです。 議員御指摘の民間の力やボランティアを活用することについては、互助、共助の中で近隣住民による有償の支え合い活動や、ボランティアの力を活用していくことも非常に有力視されるものと考えられます。これまで地域の人たちの善意による無償の支援、要するにボランティアが担っていた部分もありましたが、今後高齢者のみの世帯が増えていくであろう状況などを踏まえて、将来にわたる持続可能な支援の方法として考えますと、例えばごみ出しお助け隊などのグループを地域住民が組織して、支援を受ける人と謝礼を介してつながる、いわゆる有償ボランティアといったことも実現の可能性が出てくるのではないかと考えられます。 第2層協議体は、地域の実情に応じて様々な人たちが参画し、自由に話し合い、多様な支え合いの仕組みを考えることができるという特徴があります。こうした協議が円滑に行われるよう、市では生活支援コーディネーターを中心として、引き続き市内全域の生活圏域をバックアップしてまいりたいと考えております。さらに、地域づくりの仕組みを全市的に広げていくために、第1層協議体では公助による支援がどれくらい必要になるのか、対象者や支援の方法などについての議論を継続しているところです。 答弁は以上です。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございました。御答弁いただいた中から再質問をさせていただきます。 先ほどごみ屋敷という言葉がありましたけれども、やはりごみを出しに行くことができない結果、ごみをためることにつながり、不衛生な住環境、ごみ屋敷になってしまうというおそれが私もあると考えておりました。ごみ屋敷は2次災害のリスクがあると私は思います。例えば、近隣で火災が起きた際にごみ屋敷に燃え移ると、ごみのせいであっという間に火が広がりかねません。また、ごみ屋敷内で電源コードの上にごみが乗っかり、そこから発火するなんていう事件もあったりします。ごみ屋敷問題は個人の問題ではなく、地域の問題と捉え、行政を含めた地域全体で取り組むことが私も重要だと思っております。そこで、もう一度、ごみ屋敷の実態を市は把握しているのかどうか教えてください。お願いします。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(宇佐美巧君) 先ほど御答弁いたしましたけれども、実際どのぐらいの件数があるのかといったことについては、正直個々のお宅に全て入れるわけではございませんので把握はできておりませんが、ただ福祉の相談、それからごみ収集の相談を通じまして、そういった御家庭が何軒かあるといったようなことについては把握をしてございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。やはりこのごみ出し困難に本当にニーズがあるものだと私は思っております。 先ほどの答弁で、自費で業者に依頼するというような回答をいただきました。確かにごみ業者に依頼すれば、必要なときにごみ処理をお願いすることが可能だと思います。しかし、回収をお願いするに当たって、ごみの重さやその内容に応じた回収料金を支払う必要があるため、経済的にやはり負担が大きいと思われます。富士宮市ではごみの収集に関してはとても市民の目線になって対応していただいているので、富士宮市に住んでいる方ならごみ出しの日にしっかりごみを出すだったり、ごみ処理場まで持っていって、ごみを捨てていただく。お金をかけない行動を取ることが一般的ですので、こちらを整備するのは大変、周知するのも難しいかなと私は思います。実際今、どこに頼めばいいかというのを調べたのですけれども、調べ方もちょっと分からず、これは現実的ではなく、やはり市のサポートが必要だと考えるのですが、御意見聞かせていただければと思います。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(宇佐美巧君) 先ほど申し上げましたとおり、いきなり市の制度をということではなく、検討していく段階で、例えば経済力のある方であれば、何がしかのそういった専門業者を使うといったことも可能でございましょう。ただ、そうではないという、仲亀議員がおっしゃるとおりの経済的な支援が必要といったことについては、地域の支え合いも含めて段階を追って検討していきましょうというところで、今青木平区でモデル地区としてやらせていただきましたけれども、その実態を十分検討する中で、今後そういったことのプロセスをどのように組んでいくかといった検討を今進めているところでございます。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。確かにモデル地域青木平の結果は本当に楽しみであります。ただ、さっき、要旨(3)でもあるように、隣の富士市では大型ごみに限ってはいるのですが、ごみ収集のサービスを行っております。また、京都市では、ごみ出しが困難な高齢者や障がいのある方にごみ収集福祉サービス、まごころ収集を実施していることを調べました。こちらは御自宅の玄関先までごみ収集に伺っていただけるごみ収集福祉サービスになります。京都市が定期的に収集する家庭のごみを、所定のごみ集積所まで持ち出すことが困難な高齢者や障がいのある方を対象に支援するものです。また、ごみ出しが一定期間なされない場合は登録された連絡先へ電話をしてくれるなど、ごみ収集と併せて安否確認をしてくれるとても重要なサービスで、市民の方はこのサービスを大きなメリットと考えているようです。富士宮市も、地域に合った富士宮市のモデルとなるような収集サービスをつくっていただきたい、私はそう思っております。 先ほど御答弁いただいたとおり、地域お助け隊、そちらで、いろんな有識者だったり、地域の方を招いて話をする、このことが本当にまず第一歩、大事なことだとは思いました。まず、議論に上げるということです。ワーキンググループとかで相談して議論をテーブルに上げ、話合いを始めて、先ほどのとおり、対象者をどうやって選定するか。実際困っている人の声をどう拾い上げるか。先ほどの青木平のように実質的なデータを集めて、どう富士宮市に適した収集モデルをつくっていくのか。楽しみでもありますし、本当に必要な事業だと思いますので、どうぞ今後も支援、対応を考えて検討をしていただけるとよいと思いますので、よろしくお願いします。こちらで質問を終わりたいと思います。 続きまして、発言項目2、学校施設の環境向上や機能改善に向けた取組について質問をさせていただきます。私は先日、小学校、中学校を訪問し、学校のトイレを見学してきました。私は改修後のトイレを見て、本当に驚きました。資料にも添付させていただいておりますが、私の学生の頃とは別物で、開放感のある広々としたトイレ空間になっていたからです。男子、女子トイレとも洋式トイレが設置されていて、ゆったりと座れる個室空間となっていました。男子トイレは小便器は自動洗浄に変わっていて、実際に見学したのですが、臭いもなく、見た目もとても清潔感がありました。トイレの床も、従来のタイルから、乾式と言われるビニール製のシートに変更。お話を伺ったところ、掃除がしやすく、衛生面でも優れているそうです。手洗い場は自動水洗、照明は人感センサーとLEDを採用し、とても明るく、清潔で使いやすいトイレに生まれ変わっていました。こちらに関しては本当にありがとうございます。 また、先生、生徒の方々にお話を伺ったところ、先生からは、「改修前は、古い和式トイレが嫌で、我慢している生徒もいました。我慢をしてストレスを抱えながら授業をするのと、すっきりしてから勉強に取り組むとでは授業の集中度も違うと思います」、「トイレ改修の話を聞いたときはうれしかった。生徒たちにとって本当にありがたいと思いました」。生徒たちからは、「1人で行くのが怖かったけれども、きれいになってからは1人で行けるようになった」、「以前は、おなかが痛いときでもあまり学校のトイレは使いたくなかった。改修後は洋式トイレになり、トイレを使えるようになった」と男子生徒の方がおっしゃっていました。また、女子生徒にもお話を聞きまして、「広くて嬉しい。身だしなみも整えられる」、「手洗い場の水が自動で出てくるし、清潔で使いやすい。見た目もきれいになって嬉しい」、多くの喜びの声が聞けました。 しかし、改修が終わってきれいになった学校がある一方で、いまだに改修されておらず、順番待ちとなっている学校もあります。改修前のトイレも見させていただきましたが、薄暗く、生徒たちが怖がる暗い雰囲気がありました。昔ながらのハイタンク式の小便器が臭いが籠もってしまい、夏場になると隣の教室にまで悪臭が来るそうです。先生からは、和式便器を多くの生徒が嫌がっており、トイレが家と違う、そのことで使い方が分からず、戸惑っているとのことでした。中には便器の外側に排泄する子もいるという話を聞きまして、見学した学校に実際そのような現場がありまして、私もショックを覚えました。また、男子用と女子用のトイレをしっかり分けてほしいとの話がありました。昔のトイレは男女兼用のトイレになっておりまして、入口も1つ、パーティションで無理やり分けてはおりますが、下のほうに結構な空間が空いていて、もう少し配慮が欲しいなと私は思いました。入口もカーテンで仕切られており、衛生面から見ても、プライバシーの点から見ても改善すべきだと感じました。保護者の方からも意見を伺いまして、トイレが和式だからあまり行きたくない、家に帰るまで我慢していると相談されたと聞きました。また、地域のコミュニティの拠点や災害時における地域住民の避難所としての役割も果たすことから、高齢者や障がい者の方が利用できるのかどうかも心配との声もありました。 学校施設は児童生徒が一日の大半を過ごす学習生活拠点であります。共に災害時は地域の避難所機能を持つとても重要な場所です。トイレは児童生徒が一日に何回も使用する場所で、健康面や精神面においても重要な場所だと思います。今後全ての学校のトイレが速やかに改修されるよう、以下お伺いいたします。 要旨(1)、学校トイレ洋式化率100%の実現のため、具体的な改修計画を制定することについて。 要旨(2)、学校施設が災害時に地域の避難所としてその役割を担っていることを踏まえて、車椅子使用者だけではなく、高齢者や妊婦など、様々な人が使うことを想定した多目的トイレを導入することについてお伺いいたします。よろしく御回答ください。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) それでは、私から発言項目2についてまとめてお答えいたします。 初めに、要旨(1)、学校トイレ洋式化率100%の実現のための具体的な改修計画についてお答えいたします。トイレ改修については、各学校の校舎ごとに老朽化や洋式化率などを考慮し、改修計画を立てています。この計画については、全ての学校のトイレを現地調査した上で、毎年度工事の前倒しや先送りといった優先順位等の見直しをしております。また、トイレ改修につきましては、これまで1年に1棟の改修工事を実施しておりましたが、取組を進めるため、令和3年度から1年に2棟の改修工事を実施しております。 なお、洋式化率100%の実現ということでありますが、これまでのトイレ改修では潔癖症等への対応として和式便器も残している学校もあるので、洋式化率100%を目指しているものではなく、児童生徒が使いやすいトイレ環境の整備を実施しているものであります。 次に、要旨(2)、学校施設、特に体育館における災害時避難所としての多機能トイレ導入についてお答えいたします。多機能トイレとは、車椅子使用者が利用できる広さや手すりなどに加えて、オストメイト対応の設備、おむつ替えシート、ベビーチェアなどを備えることで、車椅子使用者だけでなく、高齢者、内部障がい者、子ども連れなどの多様な人の利用を可能としたトイレです。学校施設においては、西富士中学校富士根南中学校及び芝川中学校の体育館には車椅子に対応したトイレを整備しております。このうち芝川中学校の体育館では、オストメイト対応設備やおむつ替えシートを設置してあります。 議員御提案のとおり、学校施設は災害時における地域住民の避難所等としての役割も果たすことから、バリアフリー化などにより、高齢者や障がい者等の利用に配慮することが必要と考えております。既存体育館のトイレはバリアフリーなどの考えのない時代に建設されたもので、トイレは狭く、これを多機能トイレに改修することは難しい状況です。しかし、今後建て替え等新築する際には十分配慮していきたいと考えております。また、校舎のトイレ改修の際にも、多機能トイレまではいかなくても、バリアフリー化を意識したトイレ改修を実施していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 念のために答弁させていただきます。 私のあだ名は「トイレ市長」というあだ名でして、私が市長になってからとにかくトイレをシャワートイレにみんなしようということで、それこそ体育館から公園から駅からいろんな公共施設、それを修繕した、改修したのを挙げれば相当な数だと思います。まだやり切れない。とにかく一刻も早く、一日も早くきれいな使いやすいトイレをということでもって、今担当の課には指示をしております。 議員おっしゃるように、子どもたちも大人たちもみんな、お年寄りも、きれいなトイレ、自分の家ではみんな使っているわけですね。ところが、公共施設になるとがっかりしてしまうものですから、非常に気になると思うのですけれども、議員の御指摘のように、またできるだけスピード感も持って、全部が一日も早くきれいになるように努めてまいりたいと思っています。 以上です。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。トイレ市長ということで、本当にそこは力強いかなと思いました。 確かにいろんな施設、改修された施設を見て、本当にラグジュアリーな空間でして、子どもたちも改修されたトイレを使うときは本当に笑顔が見えました。そこを全児童生徒たちにそういった笑顔ですっきりと用を足してほしいなという思いから今回一般質問したわけですけれども、いまだに順番を待っている学校がある。その学校の生徒たちに、いつ改修が始まるのと聞かれたときに答えられないというのが私の苦悩でもあります。今の市長の意見でしたり教育部長の意見、また前回は一般質問で先輩議員からトイレの質問があったりと、この問題については皆さん関心があると思います。そして、皆さんどうにかしたいという思いがあるわけだと思っております。ぶしつけな質問ではありますが、ここにいる全員がどうにかしたいというふうに思えたなら、一年でも二年でも前倒しして改修しようと宣言して、子どもたちを安心させてあげることはできるのではないのかなと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 思いは十分伝わっております。例えば、学校の校舎は、今1棟ずつを2棟に増やしなさいとやっています。1階から4階まであると、上から下まで全部直さなければならないです。そうすると、5,000万円ぐらいかかりました、1か所。そうすると、2か所やるだけで1億円かかります。それを全部やるのはなかなか。一遍にやりたいのだけれども、そうもいかない。いろんな事業が立て込んできておりますから。それを計画的にしっかりと、一日も早くやるというのが今の市の考えであります。 御覧のとおり、明星山球場も城山公園も、それからペデストリアンデッキもそうなのですけれども、西富士宮駅、芝川駅もそう、富士宮駅、源道寺駅、みんな駅もきれいになったとか、各公共施設なんかも本当に、新しい公共施設はみんなすばらしくなっています。時代が、その昔に作ったのは、そういうシャワートイレというのはない時代に作ったものですから、そういうのは早くやろうと。作り直そうと。でも、何をするにしても先立つものが必要で、それに見合った、それだけやっておくわけにいかないものですから、そこで苦慮していると。しかし、やるということについては同感でありますから、しっかりとやりますので、見守っていただきたいと思います。 以上です。 ◆10番(仲亀恭平議員) ちなみにですが、いつまでにやるというようなことは言えないものであるのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 計画的に1年2棟という形でやっています。これも国の補助金をもらえる制度がありまして、国の補助金を申請するのですけれども、これって日本全体の中で、地震とかそういうものと比較して優先順位を低くされていますので、例えば申請しても、一気に全部申請したら全部つくどうか。過去にもここは、令和2年度、3年度、4年度は補助金をいただいていますけれども、平成27年、28年、29年、30年、令和元年までは申請しても補助金がつかないような状況もありました。ですから、一気に出して、必ずもらえるというわけではないので、少しずつもらえるところで、できればつけばいいなというような形で申請をしながらやっていますので、取りあえずいきなり全部出せば、ほとんどきっとつかないで返ってくるというようなことも考えられますので、その辺も考慮していきたいと思います。 あと、これは工事の中で言うと衛生設備の設計になりますので、市のほうの対応としても設備のできる担当職員というのは少ないものですから、エアコンのときは電気の技術の職員が、病院にいる職員まで全部集まって、本当に何とか回したということですけれども、同じようにここで一気にということになっても、市の対応が簡単に取れないというような状況もありますので、その辺だけ御理解いただきたいと思います。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございます。ちょっとまた失礼な質問かもしれないですけれども、その補助金はどうつくのか。それで、私たちがどういう行動をすれば周りが動いてくれるのかということは、教えていただくことだったり、また市民の方の声が本当に多いので、その人たちが本当にそこに向けて本気を出せば実現できるのではないのかななんて今素直に思ったのですが、方法はないのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 国のほうの補助制度なものですから、我々が声を上げるということは必要なのかもしれないのですけれども、国もいろいろやって、いろいろなものに分配してやっているものですから、トイレだけということでなるというのは、我々の力ではちょっと難しいかなと思っています。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 声を高く上げることも一つの道だなとは思っております。ですから、こうしたことについて、国に対しての補助、あるいは県に対する助成金を何とかしてほしいというお願いをしてまいりたいと思います。 例えば、1つの例なのですけれども、JRの新幹線の駅もそうですが、JRの駅というのはトイレがシャワートイレではなかったです、ほとんど。それで、私はJRの東京支社へ行ったときに、別の要望で行ったのですけれども、ぜひシャワートイレをつけていただけないかという話をして、かれこれ10年以上かかりましたが、やっと富士駅につきました。その前に、大きな大阪市とか名古屋市とか、そういうところには優先的につけましょうという話がその一、二年前かな、ニュースで出たんですね。 先日富士駅のトイレへと入っていったら、あっ、シャワーになっているわということで驚いたですけれども、できるだけこうしたことについて国の助成金の枠を増やしてもらって、そして少しでも早くシャワートイレになるように、市長という立場でもって努力してまいりたいと思います。 以上です。 ◆10番(仲亀恭平議員) ありがとうございました。すばらしい答弁いただきまして、市長の実力を本当、信じておりますので、お願いします。 この前私は小学校の租税教室に行きまして、税金は何で大切なのというふうに子どもに聞かれたのです。子どもたちは税金の使い道がやっぱり分かっておらず、無駄ではないかという声があったりしました。ただ、その教室を通して、通学路が安全な道になるのも税金のおかげだし、けがをしたときに救急車が来てくれるのも、税金があったからみんなが安心して暮らせる。また、学校の施設、そちらも税金によって建てられているし、改修されていると。自分たち、子どもたちも消費税という形で支払っていますし、保護者の皆さんも富士宮市に税金を落としてくれています。その使い道、学校に投じてほしいなという意味を込めての質問となりました。 また、教育部長の答弁から、質問に戻るのですけれども、潔癖で和式も必要だと。確かにそういった生徒がいるかもしれませんが、せっかくのタブレット、DX化の教育を進めていますので、生徒個人個人に意見を伺ってもいいのかなというふうにも思いました。実際和式ではなく、洋式で便座用の除菌クリーナーを設置したり、紙のシートで触れないようにするなどの対応をした子どもたちにとっては使いやすいのではないかな。やはり和式便器を使ったことがない、見たことがないという生徒のほうが多いと思いますので、せっかくのDX化を利用して本当の声を上げてみてもいいのかなと提案させていただきます。 確かに子どもたちにとってはトイレの重要さを皆さん認識していると思いますので、ぜひスピード感を持って、改修、洋式化、全ての子どもたちが笑顔になれるように。排せつは子どもの健康に関わる行為です。心身の調子が整ってこそ勉強に身が入ると思っております。保護者の方も皆さんも安心させてあげたい。学校のトイレを子どもたちのために改修する。子どもたちの健康と成長のためにぜひともよろしくお願いします。 以上で私の一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で10番 仲亀恭平議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。                                     午前10時40分休憩                                                                            午前11時00分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 発言通告順により、5番 細沢覚議員の質問を許します。5番 細沢議員。               〔5番 細沢 覚議員 登壇〕 ◆5番(細沢覚議員) こんにちは。小松議長の許しを受けまして、育成3番バッターの細沢覚です。これから一般質問させていただきます。 最近新型コロナウイルス感染者数も減少してきましたが、我が市では一昨日が1人、昨日5人という形で、今まで全体で5,068人ほどの感染者数です。県にしてみれば、県は17万8,610人ほどという形でいますけれども、ただこれからまだまだ富士宮市内が、各自治体とかいろいろなものが遠慮していまして、なかなかまだ活発に動いていません。これは市制80周年を機会にぜひ多くの行事が開催されることを望んでいきたいと思っております。1つは、これから富士山の登山シーズンが始まりますので、大いに宣伝等していただいて、十分に富士宮市の宿泊、ホテル等をうまく利用していただいて、多くの人たちが来ていただければ、また富士宮市内で遊んでいただければと思っております。我々スポーツの関係であれば、スポーツ合宿もこれから来るだろうと思いますけれども、幸い富士宮市の御理解を受けまして、ハンドボールの日本リーグが8月6日、団体とすれば初めての、2年ぶりになりますか、この富士宮市民体育館で男女2試合やらせていただくようになっております。そのうちのチームも富士宮市に宿泊していただけるチームがありますので、ぜひこれからそういう形で誘致ができるようにお願いをしたいと思います。以下、これから一般質問させていただきます。 発言項目1、教員免許更新制の廃止後、どのように考えていくか。 要旨(1)、教員免許更新制は教員免許に10年間の有効期間を付す制度で、期間前の2年2か月前から2か月前までの2年間のうち30時間以上の講習を受けて、教員として必要な最新の知識、指導方法などを身につける制度である。令和4年7月1日以降に更新期限を迎える教員は講習の受講が不要となるため、その代わりの対応が必要になると思われます。当局はどのように考えているかお伺いいたします。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、教員免許更新制について、令和4年7月1日以降に更新期限を迎える教員は講習の受講が不要となるため、その代わりの対応が必要となると思われるが、当局はどのように考えているのかについてお答えします。 教員免許更新制が廃止され、講習の受講が不要となることに伴い、国は新たな研修制度を2023年4月から開始するとし、そのガイドラインを作成する方針を示しています。ガイドラインの内容には、教員の資質向上を目指し、ICTやデータの利活用、特別な配慮や支援が必要な子どもへの対応などを研修内容に盛り込み、研修の記録を作成することを都道府県教育委員会に義務づけることとしています。また、校長はその研修の記録を活用し、各教員に研修の選択や受講について指導、助言すること等が示される予定です。 市教育委員会としましては、文部科学省から示されるガイドラインに基づき、一人一人の教員それぞれのキャリアステージに応じて主体的に研修に参加することが重要と考えております。各学校管理職には、各教員の能力や経験を踏まえ、適切な声かけをするとともに、研修を受講しやすい環境を整備することなどを周知していきたいと考えています。 答弁は以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。これからちょっとずつお伺いしたいと思います。 御存じのとおり、2009年からこれが始まっております。ある政権が替わったときからです。この7月1日からこれが廃止されてくるわけですけれども、僕自身も教員生活に入ったときに、ちょうど僕の年代はこの講習が免除されておりまして、受けていません、この制度は。ただ、僕より下の教員は、非常につらい思いをしながら夏休み中に大学側へ行って講習を受けたり、または通信教育を受けたり。我々も静岡県の田舎から大学へ行かせていただいて、教員の教育課程を取るのに、28単位ぐらいの一般の単位を取るために非常に多額なお金を出していただいて免許を取ったのですけれども、僕は東京都の教員免許証なのですけれども、その中でまた自分の免許証をお金を出して更新していくというのが非常に自分で情けない形になって、そしたら今自動車免許もそうなのですね。高齢者の自動車免許、僕もこの前行きましたら、お金を取られました。自分でせっかくお金を出して免許を取ったと思っていたのが、今度取られたという形。これは教育委員会とすれば非常に国のやり方を、教育委員会、市がやらなければいけないというので、少し負担が多いのではないのか。また、僕は心配するのが、教員がそこに対してイエスマンにならないかということが非常に疑問視される。そこで、ちょっとずつお伺いしたいと思います。 教育長にちょっとお伺いしたいのですけれども、この制度が2009年にできて、今、今度廃止になります。これをどう思いますか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 基本的には新しい教育の流れとかを勉強する機会にはなったと思いますけれども、それはこの免許更新制度ではなくても、市の研修とか、県の教育委員会で行う研修で、また文部科学省の行う研修にも参加できますので、十分それを補うことはできたと思います。それから、これからも補うことができるというふうに考えています。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。僕も実際にはそう思うのです。新任教師になって60時間ぐらいの研修があったり何なりするというのを、机の上で言われている成果レベルは、やっぱり新任教師というのは非常に時間を費やして、またクラス担任を持たされていくと非常に多忙な形になってきてしまう。これが一つの要因に中に入ってきて、こういうものが入ってきて、教員不足に一つはつながってくるのではないのかなと思っております。また、その教員不足も、実際には仕事が多くなり過ぎて、後からまた質問しますけれども、教員を辞退をしていくという形にもつながっていくのではないかと思っている。これ、働き方改革の中で本当にこういう場が合っているかどうかというものを、文部科学省で出しているものが本当に当たっているかどうかというのは、もう一度市は市の独自のやっぱりやり方を持っていかなければいけない。ただ、国のほうからは、しっかりとした記録を取りなさいという形で出ています。 もう一つは、指導、助言をどういうふうにするかという形で国のほうからの通達が出ていると思うのですけれども、その辺のところはちょっと教育長と教育部長のほうで、教員が楽しく子どもたちに授業をできるようにしてほしいなと思っているのです。1つの教員制度の中で、先ほども言いましたけれども、教員の多忙化というものは今は非常に細分化されてきて大変だと思うのですけれども、教育長、この辺のところはどうなのですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 市が担う部分の研修って必ずあると思います。例えば、ICTやデータの利活用、それから特別な配慮の支援員が必要な子どもへの対応、この辺は私たち市教育委員会が担うのかなと思って、先ほど答弁させていただきました。なものですから、それを改めて研修の機会を設けてというよりも、ふだんの授業の中で先生たちが自然に子どもとタブレットを扱う中で身につけていけば、それほど負担になるような研修をしなくてもいいのかなということで、富士宮市の場合は今90%弱ぐらいの先生たちがもう既にICTを使えますので、だからその中で、全国的に見れば文部科学省の求めるレベルの研修は本当にそんなに時間をかけなくてもできるかなというふうに今考えています。そういうふうにして、先生たちがふだん子どもと関わる中での身につけた資質、能力というものについては、今のような形で、特別に免許の認定講習のように何回も持たなくてもいいのかなと思っています。 それから、もう一つ挙げました特別な配慮を必要とする子どもへの対応ということも、これも10年3校で先生方は3つの学校を経験するということになっていますので、その中に特別支援学級を経験することも1校でカウントできるとなっていますので、10年3校の経験の中で特別支援学級とか特別支援学校を経験することで、改めて特別に講習のような形で研修を持たなくても進めるのかなと思っています。 できるだけ先生方の負担にならないように、自分の仕事をする中でとか、その学校の中で身につけられるものは学校で身につけていけば、それは働き方改革にもつながっていくのではないかと考えながら、富士宮市の教育委員会としましてはそんな進み方をしたいという思いも込めて、特にICTと特別支援のところを特出しして先ほど答弁させていただきました。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。実際にこの7月1日からある程度やっていく。完全に変わるのは2023年からになりますけれども、この7月1日からはある程度考えていかないと、これはもう間に合わなくなってしまうと思っています。確かに今教員のほうでも非常にこれは心配している、ちょうど年代で当たっている、更新に当たっている人たちは心配しながら、どういう形で出てくるかなというものがあるのではないかと思います。 ただ、僕がちょっと心配するのは、先ほどの中から、校長先生がいろいろ助言したり何なりするという場合が出てくるのです。このときに、やっぱりちょっとうまく合わないと、やっぱり今の形で言うとイエスマンになってしまう。その校長先生の言いなり、やっぱり自分がそこの場でやらなければいけないという形になってしまうおそれがありますので、ここだけはしっかりとわきまえていただいて、管理職等にも、やっぱりそういう形ではなく、公平に物事を教えていっていただきたいなと思っております。特に我々が見ていても、これから指導主事等の授業等も見て、観点からそういうものが評価されていくのではないかと思います。そして、その指導主事というものもしっかりとした意見等が言えるようにお願いしたいなと思っております。 あと一つですけれども、これは、記録は閲覧できるようにするのですね。やっぱり国のほうの方針として。この記録をどういうふうに閲覧ができるかということを、管理するのが非常に大変かもしれないのですけれども、教育長、どうですか、この辺は。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 先に、指導のことが心配だということですけれども、私たちもそういうふうにして今捉えています。指導するということは、指導したことに対する評価がつきますので、当然人事評価制度を見据えた指導、助言という形になると思いますので、それが不適格教員とかそういうふうなことにつながると、その先生の職についてかなり大きなダメージを与えますので、そうならないような配慮というのは、これは各学校だけではなくて、教育委員会もしていく必要があるのかなというふうに思っています。 あともう一つは。               〔「閲覧ですね。閲覧」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(池谷眞德君) 閲覧ですね。それは個人情報ですから、基本的には一般の方とかが閲覧するということはできない内容になると思います。だから、誰が閲覧するかというと、それを監督している教育委員会、市教育委員会か任命権者である県教育委員会か、そういうふうな形で閲覧というか、それを見るという形になりますので、そこについてはまだどのような形でということは示されていませんので、ただ一般の方がその先生の研修の履歴とか、それから研修の内容は個人情報ですから、基本的には見るということはないというふうに思っています。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。非常に難しい問題を、今まで大学の教授とか通信で任せていたところを、今度は我々、教育委員会のほうに全部お任せになってきたと。これ、いい面と悪い面が非常にあるのですけれども、その辺の教師として、自分もそうなのですけれども、やっぱり学校の中でやりやすく動いてくれば伸びるし、そこで何かプレッシャーが来ると嫌になって、やっぱり次やめてしまうという形で退職につながってきて、後が大変な思いをしなければいけないということですので、非常にこれは大変な危機感を持っていかないと、これは難しいところだなと思いますので、ぜひ富士宮市の小中学校の先生たちを大事に育てていただいて、しかも新しい教育感覚、そして指導方法等も身につけていただいて、やっぱりこれからの子どもたちが富士宮市に住んでよしという形で、やっぱり安心、安全に生活できる子どもたちをつくって、形成していっていただきたいと望んで、ここは終わりたいと思っております。よろしくお願いします。 次の発言項目2の中で、コロナ禍の中で教職員の長期療養が増加しているが、状況を伺う。 要旨(1)、教職員の長期療養者が増加していると静岡県教育委員会が発表した。令和3年度においては、30日以上特別休暇取得や休職した教職員は461人、傷病別では精神疾患が最多で、前年に比べて53人増の263人と発表があったが、当市ではどのような状態かお伺いする。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、教職員の長期療養者が増加していると静岡県教育委員会が発表した。令和3年度において30日以上の特別休暇取得や休職した教職員は461人、傷病別では精神疾患が最多で、前年と比べ53人増の263人と発表があったが、当市ではどのような状況かについてお答えします。 令和3年度、本市において30日以上の特別休暇取得や休職した教職員は18人です。そのうち精神疾患による特別休暇者が6人、休職者が2人おりました。適応障害、鬱病が主な理由でありますが、新型コロナウイルス感染症の後遺症により、不眠症と診断された教職員もおりました。精神疾患以外の傷病では、妊娠障害、悪性新生物、骨折が特別休暇取得の理由となっています。 なお、18人の特別休暇取得者及び休職者のうち、休職者1人以外は全員令和3年度中に職場復帰をしております。 答弁は以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございました。静岡県に比べれば富士宮市は数少ないという形だと思うのですけれども、これもあまり安心してばかりいるわけにもいかないと思うのです。 1つの原因としてお伺いするのですけれども、新型コロナウイルス感染症等が出てきて、非常に業務量が増加してきているかなと思うのですけれども、この辺はいかがですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 確かにふだんの業務とか、制約された教育活動の中でいろんな活動を行わなければならないということで、先生方の不安感とか、それからそれに対応しなければならない多忙感というのは、コロナ禍以前に比べれば増えているというふうに考えています。 でも、平成30年から令和4年まで見ますと、今言ったように、一番心配な精神疾患につきましてはほとんど変わらないような状態で来ていますので、先生方がその辺うまく対応して。 ○議長(小松快造議員) すみません。写真撮影はできないので、お願いします。 ◎教育長(池谷眞德君) うまく対応をしていただいているものと思います。先生方に感謝したいと思います。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。我々の中でこの新型コロナウイルス感染症等の問題は非常に教職員の中でも大変な思いを、細分化等をされていて、僕の家にも孫が4人いるのですけれども、一番下がちょっと朝熱を出して、今学校へ全部メールで送るのです。うちの孫が37度以上の熱が出ましたというので小学校、中学校へ行きましたら、即返されまして、何、おまえたちは、サボってきたのかと思いましたが、いや、そうではないのだよと言われて、これも先生方というのは大変だな。そこまでして見ていただいて、緊張感を持ちながらやっていただいて、本当に大変だなという形。これは本当に、僕自身は休業しても、これではしようがないかなという形はあるのですけれども、先生方というのはなかなかそれで簡単に休むわけにいかないのですよね。大勢の児童生徒を持っておりますので。その中で、こうして見ると、差別というとか、そういうあれではなくて、非常に年代別に見ますと、20代の女性教員が非常にいろんな悩みが多いと。これはやっぱり新卒で来て、全く未知の世界に入って、一般企業ではいろいろな話ができるのですけれども、なかなか教員生活というのは、我々の時代は見て覚えろという形で教わったのですけれども、今はなかなか。上司もいろいろ教えてくれるのですけれども、今度はそれがプレッシャーになってきてしまうというところもあって、その辺の要因というのはどうなのですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 当然そういうことが予想されますので、新しくなった先生には新採担当の先生がついて、それで指導していくという形で進めるような、初任者研修という形で進めるような制度ができています。しかしながら20代の適応障害というのは当然ありますけれども、それよりも50代の先生のほうが少し心配かなと思います。50代になって、ある程度子どもとの距離が出て、若いときには子どもたちと距離感が、年が近いことで、なくて、指導が通用したものが、50代になって、それがある程度年の差が、離れて、それでうまく子どもとコンタクトを取れなくて悩むと。なものですから、20代の先生方に対する対応と、今富士宮市の教育委員会としては50代のそこのところの適応がうまくできなくなった先生への対応ということで、大きく分けて2本立てで先生方へのサポート体制を考えています。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。本当にいろいろなところで援助していただかないと、教員一人育てるのも非常に大変で、先ほど新任研修の中で、担当の教員は自分の授業もやらなければいけない、60時間の研修でついて歩かなければいけない、研究授業の発表にもついていかなければいけない。非常に大変な生活なのですよね。実際これは教員生活に入ってみないとなかなかそれの指導というのは非常に難しい。一人前と言ったらおかしいですけれども、指導者としてつくり上げていくというのは非常に長期に時間がかかって、ただやめられるときには簡単にやめられてしまうというのは非常に大きな問題だと思いますので、ぜひここは教育長はじめ教育部長のほうで考えていただきながら、長い目で見ていただいて、育てていただきたいなと思います。 次に、もう一つあるのですけれども、今教科外活動の中で部活動、委員会活動等が行われていると思います。非常にこの形が教職員の負担になるところがあると思うのです。教科外、授業以外のことで放課後の部活動と。これ、御存知だと思いますけれども、これが地域スポーツの中に移行される。これは令和7年から完全移行、土日の部活動が移行されるのですけれども、そのためにはやはりこの土日を指導していただける指導者の育成というものが今市として準備できているかどうかということが非常に重要になると思います。これは、今のスポーツ、いろいろ見ていただいているのは、いろんなスポーツ競技で楽なのですけれども、好きな人が、非常に熱心な人が面倒を見ていただいていると思うのです。だけれども、これからはある程度の資格がないとこれを見ることができないのです。我々が国体へ、ベンチの中に入るにも、国体にちゃんと、日本協会のトレーナーを受けていないとこれから入れません。だから、そういう形で今市としてはこの外での地域指導者というのは研修をどういうふうにしようかということを考えているのですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 申し訳ありませんけれども、今の質問については諏訪部議員、それから深澤議員のほうから質問が出ていますので、そちらで答えさせていただくという形でよろしいでしょうか。決して逃げるわけではありませんけれども。 ◆5番(細沢覚議員) そうしてください。それでいいです。僕のほうもこういうあれでちょっと心配になって、あれですので。自分自身がそういう形で指導したり何なりするというのは非常に大変な思いをしていますので。学校教員とすれば、ちょっと負担がなくなるような形になるのですけれども、逆に言うと重くなるところもあるのです。コーチは任せていても、自分は行かなければいけない。いつ、どこで、どう文句を親に言われるか分からないというので非常に大変ですので、お願いしたいと思います。 もう一つ、ちょっと余分なことかもしれませんけれども、今国のほうで体育の授業中等はマスクを外してもいいという形になっておりいます。この辺のやっぱり、今の小学校1年生、2年生はマスクを外して登校したことは一回もないはずなのです。これ、大変ではないかなと思うのです。だから、そういう面。だから、その辺のところは教員の負担がかかるかのではないか、外させたり何なりする。その辺のところを考えていただいて、御指導等していっていただきたいと思います。ここでこの質問は終わりたいと思います。 次に、発言項目の3、小学生の通学路の危険箇所に関する交通指導員との連携について。 要旨(1)、以前通学路の危険箇所の確認をしている。また、ふだん児童生徒が安全に登校できるように、毎日交通指導が行われている。市、学校、地域、交通指導員との連携が必要と思えるが、当局はどのように考えているのかお伺いします。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、以前通学路の危険箇所の確認をしている。また、ふだん児童生徒が安全に登校できるように毎日交通指導が行われている。市、学校、地域及び交通指導員との連携が必要と思えるが、当局はどのように考えているかについてお答えします。 通学路の安全点検は、年度初めに教職員が通学路を実際に歩いて、危険箇所がないか毎年実施しております。また、集団下校の際などに、児童生徒と一緒に歩きながらの点検も定期的に実施しています。さらに、各小学校で毎年実施している交通安全リーダーと語る会では、区長や警察、地域の交通指導員の方々を招いての意見交換を通して、児童の視点から見た通学路の危険箇所について情報共有と確認をしているところです。また、内容によっては通学路改善要望の提出につなげています。 議員がおっしゃるとおり、行政や学校、地域、警察等の関係機関が連携を図ることは重要であると考えているため、今後、より一層連携を図ってまいります。 答弁は以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。前回同じ形で質問させていただきました。全国で危険箇所が2万7,000か所あるというので、富士宮市はある程度できていますよという形で御答弁いただいた形なのです。これは、ある人が交通指導員をやっていまして、いろんなところで交通指導をやっているのだけれども、なかなか場所が分からない、危険箇所等の。だから、そこの連絡はどうなっているのだと。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) すみません、教育長答弁の続きでお願いします。 危険箇所について、側溝に蓋をするなど、歩行者の安全性を確保するため、交通指導員と道路管理者が直接連携することについてお答えいたします。 通学路における危険箇所につきましては、学校関係者、警察、自治会、道路管理者などが参加し、定期的に合同で点検を行い、対策必要箇所の抽出、把握に努めております。 点検では、自治会から選出された交通指導員の方々にも参加していただき、歩行者の安全性等について意見交換を行いました。現在側溝の蓋設置等が必要な危険箇所の対応につきましては、自治会からの要望や道路パトロールでの確認により整備を進めておりますが、歩行者の安全性を確保するためには、ふだんから子どもの交通安全指導を行っている交通指導員の方の情報は必要不可欠なものと考えております。その情報を各関係機関と共有することにより、多くの方の意見を聞くことができ、より効果的で確実な安全対策を実施できると考えております。 交通指導員と道路管理者との直接の連携ではありませんが、基本的には今後も各自治会から、もしくは合同点検等関係者が集まる場で御意見をいただき、共通認識の下で歩行者の安全性の確保に向けた対策を考えています。 以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。7万2,000か所で。これが問題になってきたのは、登下校中の児童の死亡事故等が多くなってきたというところから出てきている。今朝の静岡新聞にちょうどその記事が載っていました。危険箇所、全国では59%が対策がなされていると。静岡県では76%が改善されているということなのです。非常にスムーズに来ているのですけれども、やっぱり静岡新聞でもこうやって取り上げてくるというのは、いかに、やっぱりまだ通学路等が整備されていないからということだと思うのです。ここ、事故等も非常に多くてあれなのですので、ぜひ富士宮市はこういうことのないように。静岡県では1,101か所ぐらいがまだ整備されていないということですので、その中で富士宮市はもう大分、今都市整備部長がおっしゃったようにしていただければ、これは解決するのではないかと思います。 我々もいろいろなものをやっていますけれども、今の小学校1年生というのは男子と女子の歩くスピードが全然違いまして、我々ついていけないのです、はっきり言いまして。ちょっと待ってくれよと言っても危ないところを通っていったり何なりするのですけれども、これ、親は安心して我々に任せていると思うのです。だけれども、ここでもしけがをさせてしまったらどうなるのかなというやっぱり問題を、我々本当に常に考えています。ホイッスルを持ったり何なり、けがをしたらばんそうこうを持ったりという形でするのですけれども、これ、責任もといったときに、交通事故に遭ってしまったらどういう我々責任を持たなければいけないかなという問題。やっぱりその気持ちもありますので、ぜひ整備だけは率先してやっていただきたいと、これは切なる思いで、市、学校、地域、交通指導員との連携、いろんなところがあると思いますけれども、これだけはお願いをしたいと思います。ぜひこれだけは実現していただきたいと思います。よろしくお願いします。 最後に、ちょっとお願いしたいのは、発言項目の4、明星山公園の改修、整備について伺う。 (1)、明星山公園は高齢者や小学生が多く利用している。頂上までの歩道への手すりの設置や、頂上にトイレの設置が必要と思えるが、当局はどのように考えているかお伺いします。 ○議長(小松快造議員) 環境部長。 ◎環境部長(望月直樹君) それでは、要旨(1)、明星山公園は高齢者や小学生が多く利用している。頂上までの歩道への手すりの設置や、頂上にトイレの設置が必要と思えるが、当局はどのように考えているかについてお答えをします。 明星山公園は、昭和11年12月、風致公園として都市計画決定され、昭和55年7月に供用開始された都市公園であり、近年、豊かな自然環境の享受を目的に、ハイキングやピクニック、バードウォッチングや希少植物の観察など多くの来園者が訪れています。本公園の設置においては、樹林地などの良好な自然環境を形成する起伏のある山地を選定し、明星山の山頂から山腹にかけては地形をそのまま生かした整備がされているため、傾斜地が多く、園路のスロープは急勾配で、階段なども多く設置されております。園内は、自然の風景などの趣や味わいを生かすため、擬木を生かした展望台をはじめ、あずまや、階段、トイレや案内看板などが設置されておりますが、供用開始から40年以上経過し、各施設の老朽化が進んでいることから、公園施設全体の再整備について計画をしております。 トイレにつきましては、中腹に設置されておりますが、水源がなく、ポンプによる加圧給水によりトイレを使用しております。今後山頂にトイレを増設する場合は、標高が約35メートル高くなことから、給水の手法、浄化槽の清掃点検及び汚泥の引き抜きなどの維持管理、建築物としての接道要件や、山頂に自生する希少植物の保護などの課題について検討が必要であります。 このような公園施設の状況及び近年のアウトドア志向や自然との触れ合いを求める人の増加などを考慮して、園路の配置や安全柵の設置、トイレの設置場所、給水、排水方法などについて今後の整備計画作成の中で検討をしていきたいと思います。 なお、既存の案内看板の不備や不具合については、利用者に迷惑がかからないよう整備をしていきたいと考えております。 私からは以上です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。すばらしい答弁ありがとうございます。 僕も30年ぶり以上になりますか、登ってきました、この前。道が分からなくなりまして、あれっ、30年前と登るところが違うなという形で行ったのですけれども、案内図を探したのですけれども、案内図もなくて、これちょっと。いろんな登り方があるのに、我々30年前はすばらしい公園で、桜を見に行ったり何なりするところの完全なる、白尾山公園に比べれば本当にいい公園に見えたのですけれども、非常に残念に思いました。今これは計画をしていただいているということなのですけれども、ぜひ、ちょっと案内図は先にやっぱり作らないと、幾つかの登りがあるのですが、私は道を間違えたのか、一番奥まで行きまして、アスファルトのところをずっと登りました。トイレが途中にあるのですけれども、これは高齢者の方とか小学生が遠足等で来たときに、頂上まで行ってトイレを利用するのには下りてこれないなという気持ちになりました。これはやっぱり市で早めに、これもすばらしい、今も言ったように、あのところから見る富士宮市内または富士山、富士川、全部見えるところで、すばらしいところなのに、完備されていないというのはちょっと寂しいなと思って市長にお願いして、よろしくお願いします。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 実は私も明星山のあのてっぺんまで行ってきました。急で、それで下りなんかはちょっと足でブレーキをかけながら歩くのにはちょっと危険ですね。あと、脚が、筋肉が痛くなってしまって、物すごく。これまでの、今までの登山コースはあまり念頭に入れないで、新しい登山コース、緩やかな、つくるべきだなと思って。上の頂上に登れば非常に絶景ですね。富士山から愛鷹山、駿河湾、それから西の山、南アルプスも見えて、場所としてはすばらしいところだけれども、登るのに親しみを持って登れないです。苦しみをもって登るような。下りも大変です。ですから、せっかくのいい場所であるのに、やっぱり市民がなじんで、親しみを持って登るような、そういう公園に造り替えていかなければならないなと思っています。 トイレも、先ほどの答弁もありましたけれども、中腹にあります。汚いトイレで、非常に不衛生な感じがします。ただ、水源がなくて、水をどうするかと。しようがない、ポンプ式でもするか、文明の利器を使ってですね。やっぱり上にあって、下にあって、両方、2つないといけないなというふうに思ったものですから、じっくり考えて設計をして、みんなに親しみのある、また楽に登れるコースをつくって、そして市民から喜ばれるような公園にしたいなと、こんなふうに思っています。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。 ○議長(小松快造議員) ちょっとお待ちください。すみません。傍聴席の方、私語は慎みいただけますか。 5番 細沢議員。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。実際我々、中学校はなかったですけれども、小学校の遠足では随分通っていましたね、あのところ。やっぱりだんだんと少なくなった理由が分かってまいりました、やっぱり。あれを教師が下見に行ったら、やっぱりここは駄目だという形で烙印をするのではないかと思って、それで白尾山のほうに移ろうとかという形でコースがだんだんと変わってきてしまう。これはやっぱり一つの公園として非常に寂しい。やっぱり富士宮市として昭和11年から造られている公園としてちょっと情けなかったという感じがします。 今市長が言ったように、本当にあれ、登ってみないと分からないです。本当に手すりが、我々は途中で必要になるのではないか。これはある歩け歩け運動の人たちが、高齢者がみんなで登ろうとしたけれども、いや、細沢さん、登れないよ、あれはと言われて、僕も行ってきたのですけれども、これは早急にやっぱりやる価値はあるのではないかなと思うのです、開発として。この辺のところはしっかりと見ていただいて、今市長がおっしゃったように、トイレも上になければ駄目だ。水源とかそういうものはこれからいろいろの技術を使っていただいて、便利にしていただければいいではないかなと思います。今言いましたように、手すりと歩道を変えてくれるということですので、ぜひその辺と、先ほど言いましたように案内図、そして手すり、トイレ、この3要件と、もう一つ、草ぼうぼうの整備です。桜の木が隠れてきたり何なりして、非常に雑草等が出ていますので。僕がある学校に勤めていたときは、グラウンド側から見れば真っ白に桜が咲いて、すごい場所でありましたので、ぜひそれを思い出して行けるようにお願いをしたいなと思っています。 最後に、これは要望なのですけれども、今奥の病院までは開発されて、道路がちゃんとできております。それで、奥の今度は道路が、今途中まで、10メートルか15メートルぐらい開発されていますけれども、そのあとはバラ線を引いて狭くなっていまして、非常に都市公園とすればちょっと寂しいような思いをしているな。ぜひ皆さんの力をお借りしまして、あの公園がすばらしい公園になるように、道路、アクセスを早急に考えていただいて、よいより形で、人に負けない公園にしていただければと思っています。これ、要望で最後終わります。 ○議長(小松快造議員) 答弁よろしいですか。
    ◆5番(細沢覚議員) していただければ。 ○議長(小松快造議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(黒川和洋君) 私から、公園入口前の道路整備の現在の状況と今後の計画についてお答えいたします。 この道路整備は、2級市道黒田貫戸線改良事業として、富士心身リハビリテーション病院入口から明星山公園駐車場までの約700メートルの区間が未舗装で、幅員2.5メートル程度の狭隘な道路を拡幅整備し、幅員7メートルの道路に整備するものです。平成29年度から地形測量を始め、平成30年度に予備設計、令和元年には土質調査や道路詳細設計を行い、令和2年度からは社会資本整備総合交付金事業として事業採択され、用地測量や調査業務を行うとともに、事業用地を取得し始めました。これまでに事業用地を面積ベースで60%以上取得し、特に狭隘な箇所の用地を確保できたところです。引き続き今年度も関係地権者へ説明を重ね、事業用地を確保してまいります。 また、昨年度から病院の入口付近の工事に着手しており、引き続き北側から整備を進める予定です。今後公園の整備計画と整合を取りながら事業を進めていく予定です。 ◆5番(細沢覚議員) ありがとうございます。すばらしい答弁で、もうこれ、あと10年もすればすばらしい道路ができるのではないか。僕があのところへ行ったときは家があの奥に1軒しかなかったのです。実際には、病院のできる手前の今ある学校の前にあるあれは、その学校のグラウンドのど真ん中にあった家なのですけれども、そういう形で奥にあれだけ家もできたのだなという形で、この人たち今度救急とか火事になったときどうやって入るのかなという心配もあるのですけれども、その形はまた別としまして、公園だけは富士宮市に誇る公園にぜひしていただきたいと思います。 本当にいろいろな答弁、ありがとうございました。またこれからもよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 以上で終わります。 ○議長(小松快造議員) 以上で5番 細沢覚議員の質問を終了します。 この際、暫時休憩します。                                     午前11時46分休憩                                                                            午後1時20分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、お願いします。当局及び議員各位におかれましては、発言の際にはマイクに口を近づけていただけますようお願いいたします。 それでは、一般質問を継続します。 発言通告順により、18番 諏訪部孝敏議員の質問を許します。18番 諏訪部孝敏議員。               〔18番 諏訪部孝敏議員 登壇〕 ◆18番(諏訪部孝敏議員) 皆さん、こんにちは。小松議長のお許しをいただきましたので、早速一般質問に入ります。 6月29日、今日は何の日か皆さん分かりますか。大体分からないと思いますけれども、たまたま今日日めくりのカレンダーをめくって6月29日を見ましたら、1966年6月29日にビートルズが来日したというような日だそうです。私はそのときはまだ10歳でした。中学校に入って初めてレコードを買ったのがビートルズの「レット・イット・ビー」でした。そんな思いで、昔はよかったななんていうような思いもありまして、早速一般質問に入ります。 この発言項目なのですが、自治会活動の動向と重要性について。この一般質問に入るに当たって、潤井川のリバーフレンドのメンバーとごみ拾いをしていたときに出た話の中で、自治会がこれからどうなっていくのだろうねなんていうようなことで、では今度一般質問をやってみますねなんていうような感じで今回発言項目にさせていただきました。 要旨、少子化や高齢化の進行、市民の価値観やライフスタイルの多様性などによって、地域における人と人のつながりが弱まっています。これに伴って町内会、自治会の加入率が年々減少するなど、地域コミュニティの活力低下や、地域を支える人材不足は深刻化していると思うが、現状について以下を伺います。 要旨(1)、自治会活動の動向について伺う。 ①、令和4年4月1日時点での自治会加入率について伺う。 ②、自治会加入率の5年間の推移について伺う。 ③、自治会別の加入率の特徴をどのように捉えているか伺う。 ④、人口減少や世帯の推移に伴い、自治会活動に変化はあったのか伺う。 要旨(2)、自治会活動の重要性と期待するものは何か伺う。 ①、少子高齢化、人口減少を抑えるに当たり、自治会の重要性をどのように捉えているか伺う。 ②、自治会を存続させていくには、まず加入促進が必要と考えるが、これまでの加入促進の活動と現状について伺う。 ③、市全体で必要な支援と、地域特性に合わせた支援が必要と考えるが、市の見解を伺う。加入促進についての支援について伺う。 ④、今後の自治会活動に期待するものは何か伺う。 以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、私から発言項目1の全てについてお答えいたします。 初めに、要旨(1)の①、令和4年4月1日現在での自治会加入率と②、自治会加入率の5年間の推移について一括してお答えいたします。令和4年4月1日時点での自治会加入率は69.7%です。 次に、直近5年間の推移として各年の4月1日現在の加入率を申し上げますと、平成30年が71.5%、令和元年が70.7%、令和2年が70.1%、令和3年が70.0%、令和4年が69.7%と、僅かずつですが、低くなっております。 次に、③、自治会別の加入率の特徴をどのように捉えているかについてお答えします。世帯数の多寡や、まちなかと郊外という地域的な面においても違いはなく、自治会別の加入率に目立った特徴はない状況です。 次に、④、人口減少や世帯の推移に伴い、自治会活動に変化はあったのかについてお答えします。令和2年度に区域内の世帯数が減少傾向にあり、区の運営が困難であるという理由で、旧佐折区が半野区に編入合併した事例があります。また、人口減少や高齢化、人数の少ない世帯の増加や価値観の多様化等により、自治会活動への参加者が少なくなっているため、各自治会では参加者の少ない部会等の廃止、行事の統廃合、草刈りなどの作業の外注化など工夫して運営されていると伺っております。 次に、要旨(2)、自治会活動の重要性と期待するものは何かについての①、少子高齢化、人口減少を迎えるに当たり、自治会の重要性をどのように捉えているかについてお答えします。現在少子高齢化や人口減少により、孤独死や認知症状のある方の徘回や生活の見守り、空き地、空き家の管理などの問題が深刻化しており、これらは行政だけで解決することが難しく、地域の実情を知り、地域の声を代表する自治会の協力が不可欠であると考えております。加えて、近年多発する自然災害から市民を守るためには、避難活動から復興活動に至るまで、共助の要となる自治会の存在が大変重要になるものと考えております。 次に、②、これまでの加入促進の活動と現状についてお答えします。まず、市民課で転入手続をする方に対し、自治会加入の手続や活動内容についての案内文書及び加入連絡用の返信はがきをお渡しし、行政区などを御案内するなど、加入促進に努めています。また、市民生活課で新入学児童の保護者に対し、自治会による見守り活動を紹介した自治会加入促進チラシを配布するほか、静岡ガス様にはガス栓開栓時に、集合住宅の入居者に対しては静岡県宅地建物取引業協会様に、また各自治会においても、転入されてきた世帯や未加入世帯に対し、市で作成した加入促進チラシなどを配布するなど自治会加入の呼びかけを行っておりますが、加入率の向上には至っておらず、難しい現状となっています。 次に、③、市全体で必要な支援と地域特性に合わせた支援が必要と考えるが、見解を伺うについてお答えします。市全体で必要な支援としましては、引き続き様々な機会を捉えて、市から自治会の重要性及び共助について啓発することが必要と考えております。また、地域特性に合わせた支援としては、集合住宅全体が自治会に入っていない事例等がありますので、区長会と連携し、集合住宅の加入者への加入促進方法を検討していきたいと考えております。 次に、④、今後の自治会活動に期待するものは何かについてお答えします。市民が日常生活を安全、快適に過ごすためには、近隣住民が地域清掃活動や防災、防犯活動など様々なコミュニティ活動を協力して実施して、地域の問題点を解決するために議論するなど、より多くの住民が満足できる地域にするよう協力し合うことが必要です。また、災害発生時には行政の支援である公助には限界があり、住民同士が互いに協力し合う共助が大変重要となります。このようなことから、自治会には日頃の活動を通じて地域住民のコミュニティ意識の醸成を一層推進していただき、よりよい地域づくりの主体であることを期待しています。 なお、この2年間における自治体活動はコロナ禍で中止や縮小を余儀なくされており、このままの状態が続いてしまうことが大変危惧をされています。自治会の皆様には、今後の感染状況を確認しながらこれまでの活動を再開していただくとともに、住民同士のつながりが深まるような新たな活動などについても各自治会で御検討いただけるよう、市としましても区長会や各自治会と協力して取り組んでまいります。 私からの答弁は以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございました。それでは、いただいた御答弁の中から再質問をさせていただきます。 自治会の稼働率なのですけれども、数字的に令和4年が69.7%ということで、その前の5年間の推移を見ると、緩やかですけれども、減少しているということはもう現実に分かったわけなのですけれども、これを、減少するのをどうやったら止めていくかというのがまた一つの問題になってくると思います。市としてその減少率を止めるにはどのようなことを考えているか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、お答えします。 減少していることは事実なのですけれども、実はこの自治会加入率というのが、市全体の世帯数が増えております。実は、加入世帯数も増えています。ただ、そこの市全体の世帯数の伸び率よりも加入率のほうが伸びが若干少ないものですから、ちょっと実際加入率というふうになりますと、実際のところ徐々に減少しているというような結果になっています。この辺の理由というところがなかなか、各地域で徐々に徐々に増えている集合住宅というところにお一人で住む方とかの増加というところが大きいのかなとは考えているところです。そのような単身世帯、特に若い方の単身世帯だとか、夫婦だけの世帯とかというところがちょっと加入的な部分が少なくなっているのかなというところは感じておりますので、そういう方たちのところ、答弁にもございましたけれども、なるべく加入していたり、集合住宅全体で1つの班をつくっていただけるならば、そのようなことに御協力いただけるように、先ほど申し上げたような宅地建物取引業協会様だとかアパートの家主様、農業協同組合様などがあると思いますので、そういうところにちょっと御協力のほうをお願いしていきたいなとは考えております。 以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。先ほど午前中に仲亀恭平議員の一般質問の中で、高齢者や障がいのある方等のごみ出しの困難な世帯への支援について御答弁があったのですけれども、そのときに保健福祉部長の御答弁の中で、地域のつながり合いというか、そんなような言葉がちょっと出てきたと思いますけれども、その地域のつながり合いというか、昔は常会があったり、運動会だとか歩け歩け運動をやったりとか、本当に地域のつながりというのはそういうところで結構あったように思います。今市民部長のほうで、単身世帯が増えているということで、若い人は自治会に入らないというようなイメージがちょっとあるのですけれども、その辺をもう一度、自治会に入りやすいような施策というか、手だてみたいな、提案みたいな、あれば教えていただきたいのですけれども。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) 今御提案というか、御説明いただいたのですけれども、非常にそこの部分が、やはり各自治会長に伺っても難しいところだと。どうしても生活様式のほうが多様化してきておりまして、また自治会に参加するという、やはり運動会とかというところも徐々に徐々に少なくなってきているというところが実態だと思いますので、自治会における行事というところがなかなか少なくなってきているというところだと思います。 そのような中で、例えば地域の、中心市街地の自治会になってしまうのですけれども、富士宮まつりだとか、郊外のほうに行きますと神社のお祭りですとか、そのようなところの中で、そういう行事があると若い人たちも誘いやすいというところがあるのですけれども、なかなかそういう行事なんかもだんだん、だんだんちょっと廃れてきてしまっているというようなところが実情だと思いますので、そういうところは、少しそういう行事なんかも、市としても富士宮まつりとか各種催事等に補助金なんかも出して、交付額のほうもいろいろ上げている部分もございます。そういうところの強化ですとか、あと、今ありました、仲亀議員のほうからありましたごみ出しの対応の部分で、ほかの市町を見ますと、やはりちょっと、逆に今度高齢化社会の中で年金受給の間の年齢がちょっと間が空くとか、そういうようなところの課題の中で、自治会のほうで、NPOではないですけれども、有償ボランティアという言葉もあったかと思います。そのようなものをつくって、また高齢者の一人世帯なんかもちょっと自治会活動ができないよということで抜けるケースもございますので、そういうところを含めて、少し何か有償ボランティア的なところの中のつながりでできるのかなというところもちょっと、これは私個人の情報的な範疇になってしまうのですけれども、そういうような各市町のほうのどういう活動をやっているのかというところをぜひ収集をしていって、富士宮市に合うようなものがないかどうかちょっと研究をしていきたいと思っています。 以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ぜひお願いしたいと思います。確かにここ2年間、コロナ禍の影響でいろんなイベントがなくなったりとか、そういったことができないことで余儀なくされているのですけれども、今各市町の元気のいいところは人口が増えたりしているところもありますし、そういった何か違った施策があるのかななんて思いますので、ぜひ調査研究をしていただいて、富士宮市の自治会が少しでも減少しないように。ちょっと前までは富士宮市127区あったのですよね。それが先ほど、佐折区とか、あともう1区ですか、何区だかちょっと忘れてしまったのですけれども、今現在は125区ですよね。ですから、そういったところがそれ以上減らないように、またぜひお願いしたいなと思います。 この間、6月23日の環境厚生委員会の勉強会の中で、市民によるごみ出しのことをちょっと勉強させていただいたのですけれども、非常にごみ出しの量というか、件数が増えているということで、多分、これは推測なのですけれども、自治会に入らなくて、ごみが捨てられなくて、そういうところへ持っていっているのかななんていうようなこと、私の推測なのですけれども、その辺はどうお考えですか。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) すみません。そのごみの量のケースについてはちょっと把握しておりませんので、ちょっとどのような状態かというのは申し上げられないのですけれども、確かに、やはり自治会に入っていないからということで清掃センターのほうへ直接持ち込むとかというケースがあろうかと思います。1つは、やはりなくてはならないのが、ごみの関係と、多分地域の道路状況だとか、隣地の空き地、空き家だとかの対策になるのかなと思いますので、そんなところが、自治会の増につながるかといったらちょっと難しい部分があろうかと思いますので、いろんなところ、やはり富士宮市内だけ見ていても本当に何かいろんな案が出てこないのかなと思っていますので、それらを含めてもうちょっと他市町の状況のほうをしっかり収集しながら、自治会率が上がっているようなところをちょっとまた確認をしていきたいと思っています。 以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) よろしくお願いします。家庭ごみのごみ出しの台数が増えているということで、ただ増えていて、1台当たりの重量は減っているそうなのです。だから、単身のところが捨てに来るのかななんて思ったりしますので、そういった方面からも調査していただいて、ぜひ今後またこれ以上減らないようによろしくお願いしたいと思います。 市長、お願いします。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 自治会の加入率の話について、これはやっぱり要するに親子世代、4世代とか3世代とかという、そういう世代がまとまって一緒に住むという風潮がなくなってきて、単身世帯とか、あるいは若夫婦だけの世帯とか、あるいは年寄りだけの夫婦世帯とかと、まず自分の家庭ですら力を合わせて何とかしようというような社会でなくなってきているということが非常に悲しいことだなと思っています。 先ほどの答弁では、世帯数は増えているのだけれども、自治会の加入率は少ない。見ていて、みんな個人主義というか、自分のことだけしか考えないような時代になってきているということが非常に悲しいことで、付き合いが面倒とか、区への協力が得られないとかという、そういう、とにかく自分さえよければいいというような社会になりつつあることが非常に残念なことなのです。これをやっぱり解決していくにはどうしたらいいかということを考えた場合に、今はどうしても新型コロナウイルス感染症でもって社会全体が沈滞ムード。お祭りもやらない、行事もやらない、いろんなことをしないから、人との触れ合いがない。お祭りなんか盛んにやってくると、人との触れ合いがあったり、祭りに参加する喜びを感じたり、そうするとだんだん、だんだん、では自治会へ入ろうかというような、そういう気持ちになってくるわけですね。だから、私はそういう意味では今年の市制80周年というのを、やっぱり80の事業を盛大にやろうと。少しは無理をしても、そういうにぎわいをもう一遍復活させようと。そういうことによって地域が活性化してくるのではないかな。また、市全体のムードも高まってくるのではないかな。そういう意味で私はお祭りのいろんな行事に対しても積極的に呼びかけをしているわけです。 どっちにしても、富士宮市をよくしていくというのは、自治会活動が活性化しなければよくならないという意味において、市制80周年が終わっても、これからいろんな行事を各地区に対して盛り上げていくような働きかけをしていきたいなと、こんなふうに思っています。 以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。確かに人と人の触れ合いというのが大事だと思います。 先ほど市民部長のほうから、まちなかと郊外の差はないというようなお話だったですね。いろんなイベントがないということなのですけれども、私の地域で朝のラジオ体操、土日やっているところもあるし、日曜日だけやっているところもあるのですけれども、そういったところにも率先して若い人たちが出てくれるような支援とか、そんなような、出やすいような、健康のためにもいいし、ぜひお願いをしたいなと思います。 今後いろんなイベントをやったりとか、そういうのは大事だと思います。そういったものを並行して共生世界、まさにSDGsなのですよね。ですから、このSDGsを、持続可能な、そういった目標に向かって、ぜひこの10年、20年先を見据えた、そんな考え方を自治会と協力体制を取って運用して、全体としてぜひ市長によろしくお願いいたします。この項はこれで終わりたいと思います。 発言項目の2、ヤングケアラーの現状について。大人に代わって日常的に家事や家族の世話をするヤングケアラーについて、小学校5年生から高校3年生を対象に実態調査の結果が公表されました。富士宮市の現状について伺います。この調査は、昨年の10月から今年の1月まで、県内の小学校5、6年生と全ての中学生、高校生25万6,966人を対象に行った調査でございます。県がやった調査でございます。 要旨(1)、県が初めて実施したヤングケアラーの調査結果について、富士宮市の現状について伺う。 ①、ヤングケアラーが原因で学校を遅刻や早退してしまう、もしくは不登校になっている児童生徒は何人ぐらいいるか。ヤングケアラーの心配がある児童生徒は何人ぐらいいるかお伺いをいたします。 ②、該当する子どもたちの支援体制について伺います。そういった子どもがいるようでしたら、支援体制について伺います。 ③、ヤングケアラーの早期発見のためには学校の役割が大変大きいと思うが、教育長の考えを伺う。 ④、県は支援を行うコーディネーターを市町へ派遣するとしているが、支援体制の取組及び受入れについて伺います。 よろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からは、まず初めに要旨(1)の①、ヤングケアラーが原因で学校を遅刻、早退または不登校になっている児童生徒は何人いるのか、ヤングケアラーの心配がある児童生徒が何人くらいいるのかについてお答えします。 県が初めて実施したヤングケアラー調査の結果は、小学5年生から高校3年生までの回答を全て合わせた割合で算出されています。富士宮市の場合は、「家族の中にあなたがケアしている人はいますか」設問に対して5%が「いる」と回答しています。また、ケアすることで「学校に行きたくても行けない」は1.8%、「どうしても学校を遅刻・早退してしまう」は1.4%が当てはまると回答しています。 学校から毎月報告がある「不登校或いは不登校が心配される児童生徒」や、子ども未来課が定期的に行っている要保護対策協議会で協議に上がる児童生徒を踏まえますと、児童生徒についても県の算出と同様の割合でヤングケアラーの心配のある児童生徒がいると考えています。 次に、要旨(1)の③、ヤングケアラーの早期発見のためには学校の役割が大変大きいと思われるが、教育長としてどう考えているのかについてお答えします。議員がおっしゃるとおり、私もヤングケアラーの早期発見のためには、児童生徒が多くの時間を過ごす学校の役割は大きいと考えています。そこで、主に3つのことに取り組んでいきます。 1つ目は、児童生徒と教職員への周知啓発です。ヤングケアラー調査では、長時間ケアしていてもきつさを感じていないの回答が約7割あり、児童生徒自身がケアすることが当たり前だと思っているのではないかという結果が出ています。そこで、まず児童生徒自身がヤングケアラーについて理解することが大事だと考えます。人権教育の中で子どもの権利やヤングケアラーについて取り上げたり、厚生労働省が作成したポスターを校内に掲示したりして、児童生徒への周知啓発を行っていきます。また、教職員に対しては、県教育委員会が作成している「人権教育の手引き」等を活用してヤングケアラーについての研修を実施するとともに、県の人権教育担当者研修会の伝達講習をすることにより、教職員の共通理解を図ります。 2つ目は、ヤングケアラーという視点で教職員が児童生徒を見守り、早期発見に努めることです。遅刻が多い、身だしなみが乱れている、授業中眠そうにしているなど学校生活に乱れがある児童生徒については、担任のみならず学年部、部活動の顧問、養護教諭など多くの目で様子を見守り、情報共有をした上で、必要に応じて声かけをしたり、話を聞いたりするようにしていきます。また、教育相談日を設定したり、スクールカウンセラーの訪問日を活用したりして、自分から相談するのが苦手な児童生徒も困っていることを話すことができる機会を設けていきます。さらに、心配なことについて保護者と話をすることにより、家庭における児童生徒の状況をつかむようにしていきます。 3つ目は、外部機関との連携です。ヤングケアラーは家庭内の問題であるため、児童生徒が他に知られることを恥ずかしいと思ったり、家族のケアをすることで自己有用感を感じたりしている場合もあることに留意して、児童生徒の気持ちに寄り添い、支援を考える必要があると考えています。ヤングケアラーの心配がある児童生徒については、スクールソーシャルワーカーに相談し、福祉、医療機関につなげたり、相談窓口を紹介したりするなどして、本人が必要とする支援が受けられるようにしていきます。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(宇佐美巧君) 私からは要旨(1)の②と④についてお答えいたします。 まず、要旨(1)、②、該当する子どもたちへの支援体制についてお答えいたします。家事や家族の世話の多くは家庭内で行われるため、子どもがそれらを担っているのかについて家族以外が把握することは容易ではありません。また、国や静岡県の調査では、ケアラーであるということを自分で認識するのは難しいということが指摘されています。一方で、第三者が気づくことのできる様子や状況の例もあり、身近にいる関係者がこれを認識することで、少しでも多くの子どもを発見することが可能となります。このため、子どもに身近で接する学校現場と介護、福祉関係者が連携し、支援体制を構築することが重要であり、現在庁内の教育部と保健福祉部で、それぞれの役割や支援に関する課題など支援体制について協議しているところです。 次に、④の県のコーディネーターに関する御質問にお答えいたします。静岡県が派遣するコーディネーターには2つの役割があります。1つは、各市町のヤングケアラー支援の体制整備に関するアドバイスを行うこと、もう一つは、市町において支援困難な事例が生じた場合の相談窓口の役割です。県ではこれから、コーディネーターを担う団体をプロポーザル方式で選定する予定と聞いております。 ヤングケアラー支援は、ひきこもり支援などと同様に、重層的支援体制整備事業の一環と考えております。当市では、県の重層的支援体制整備事業の一つであります包括的相談支援体制構築に向けたアドバイザー派遣を令和3年度から継続して受け入れているところですので、この県のアドバイザー派遣を活用して、ヤングケアラー支援も含めて一体的に検討してまいります。 答弁は以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。 県が行った調査なのですけれども、富士宮市は本当にいないのかなと思ったら、やっぱりいたのですね。本当に心配になるのですけれども、家族をケアしているとした児童生徒全体の4.6%、何か22人に1人というようなことが新聞に書いてあったのですけれども、このうちの2割超に当たる2,382人が学校生活に影響があるというようなことですね。先ほど教育長のほうも、遅刻や早退、それが1.4%ぐらいいるというようなお話もありました。学校に行きたくても行けないような、そんなところまで深刻なところは今のところないということでよろしいでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 現在ケアしている人がいる、それで相手が誰かというと、兄弟、姉妹、母親。ケアをしているのは、一番多いのがやはり毎日ということと、それから、あともし問題になるとしたら、2時間から3時間未満という方が答えた中で16.5%おります。ですから、学校にも行きたくても行けないという生徒も1.8%ということで、今回県全体の調査とほぼ同じ程度の結果が出ていますので、これについては先ほど教育委員会として保健福祉部と連携を取って対応しなければいけないということで、やはりこれからどんなふうにそれに向けてどんなということで、私の考えをということだったものですから、私の考えというよりも、教育委員会としてどう取り組んでいくのかということを今日答弁させていただきました。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) 分かりました。ありがとうございます。 先ほど教育長のほうで教員の啓発というようなところをちょっとお聞きしたのですけれども、ポスターを張ったりとか、教職員の相談員とかというような、設置してやるというようなことだったのですけれども、教育に、子どもに関わる人たちの、例えば放課後児童クラブとか、そういった方面の何か研修とか、そういうことは考えていませんか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 放課後児童クラブのほうは教育委員会の管轄ではないのであれですけれども、先生方については当然伝達講習、ヤングケアラーという対象になる児童生徒、お子さんとかどんな対応をしていくことが必要なのかということは、県のほうから伝達講習を代表の方が受けていますので、その人で終わることなく、市内の小中学校全部の先生方が共有できるような研修をこれから進めていくという予定でいます。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) はい、分かりました。ヤングケアラーという言葉を、その存在とか、社会問題になっているということを知らない人が結構いるのです。ですから、そういったところを知ってもらうには、やっぱりいろんな啓発とか大事になってくると思いますので、ぜひその辺早期発見がやっぱり一番大事だと思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。 県も、ケアが当たり前になっているというような、きつさを自覚していないような子どもがいるというような分析をしていますけれども、同じ悩みを抱える子ども同士の交流なんか、その辺の支援なんかをやったらどうかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 今その実態の洗い出しをしています。それで、その中で特に緊急に対応しなければいけないのは、特にきつさを感じていないというほかに、きつさについては精神的にきついという子たちが8.5%富士宮市でパーセンテージで出ていますので、まずその子たちに対する対応ということが、きつさを感じている子への対応が第一で、その次に身体的にきついという子もおりますので、その子たちの対応をして、それで、特にきつさは感じてはいないけれども、ヤングケアラーとしての該当する可能性があるという子どもたちということで、どんな対応をするのかということについては、優先順位をつけてこれから取り組んでいきたいと考えています。 以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。その支援体制というか、その辺がいろいろ大事になってくると思います。ぜひ、子どものことですから、子どもを見放さないような、そんな施策を教育長のほうで頑張っていただきたいなと思います。この辺でこの項は終わりたいと思います。 発言項目の3、部活動の地域移行について。令和4年6月6日、運動部活動の地域移行に関する検討会議が行われ、公立中学校の部活動を学校から地域に移行していくため、スポーツ庁の有識者会議は対応策をまとめた提言を室伏長官に提出した。提言では、公立中学校の運動部の部活動について、来年度から2025年までに3年間を目標に、まずは休日から段階的に地域や民間クラブなどへ移行していくとしているが、以下を伺う。 要旨(1)、部活動を地域に移行することで得られるメリットは何か伺う。 要旨(2)、学校と地域が協働、融合した部活動の具体的な実現策について早期に取り組む必要があると思うが、教育長の考えを伺います。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からは要旨(1)、(2)についてまとめてお答えします。 まず初めに、要旨(1)、部活動を地域に移行させることで得られるメリットについてお答えします。まず、持続可能性という面から、児童生徒数の減少が加速化する中で、少子化の中でも子どもたちがスポーツを継続して親しむことができる機会の確保、これができることが挙げられます。加えて、専門的な知識や技量を持つ指導者からの指導により、合理的で効率的な活動につながることも挙げられます。さらに、競技経験のない教員が指導せざるを得なかったり、休日も含めた運動部活動の指導が求められたりするなど教員にとって大きな業務負担になっていることから、学校の働き方改革の推進による学校教育の質の向上も挙げられます。また、スポーツ庁からの提言によりますと、中学生等の生徒にとってふさわしいスポーツ環境の構築に資するだけでなく、地域のスポーツ環境が整備されることで多様なニーズに合った活動機会の充実につながり、生涯を通じた運動習慣づくりの促進も挙げられております。 次に、要旨(2)、学校と地域が協働、融合した部活動の具体的な実現策について早期に取り組む必要があるが、教育長としての考えを伺うについてお答えします。スポーツ庁は令和2年9月に、「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」を示し、その中で、令和5年度以降、休日の運動部活動の段階的な地域移行を図るとともに、休日の部活動の指導を望まない教師が部活動に従事しないこととする方針を示しています。今後部活動の地域移行に取り組むに当たり、先ほどの質問への答弁で述べましたとおり、メリットもある一方、指導者や活動場所の確保、参加者による部活動費やスポーツ保険への加入費負担等、地域への移行を実現させるために解決しなければならない課題も多く残されています。現在のところ国や県からはこうした課題の解決に向けた具体的な道筋が示されていないため、国や県、他の市町から情報収集を行っている状況です。地域への移行が失敗した場合、やっぱり元に戻すということは難しいので、今後国や県から具体的な道筋が示された後、議員が御指摘のとおり、早急に取り組んでいきたいと考えております。 私からは以上です。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。再質問させていただきます。 メリットについて質問したわけでありますけれども、デメリットもついでに答弁していただいたのであれなのですけれども、やはり先ほど午前中の細沢議員の一般質問の中で、教員の多忙化、そして教員の働き方改革のことで細沢議員も聞いていらっしゃったのですけれども、確かに教員の多忙化で休日を部活動に向かない先生もいらっしゃるということは聞いておりますが、専門的な技術とか、そういった教え方とかという、全然スポーツに携わっていない先生が顧問になったりするケースも中にはあるのではないかということで、その辺も解消できるというようなことなのですけれども、今日は富士市議会のスポーツ推進をしている議員も傍聴に来ていますので、その辺関心を持って今日来ていただいている思います。今後早急に取り組んでいかなければならないというのを教育長もおっしゃっていましたけれども、現状、今部活動を移行する際にスポーツ少年団との指導者のつながりというのはどう考えているか、その辺お聞きしたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) おっしゃるとおり、スポーツ少年団、小学校で子どもたちをお預かりしていますので、当然中学校でもそういうふうな受皿を踏まえた上で組織をつくっていかなければいけないということは承知しています。ただ、スポーツ庁のほうから出ていますけれども、文部科学省のほうからは、どういうふうに、どんな方向性でというのはまだ示されていません。ですから、そこのところが、いずれタイムスケジュールは出ていますので、それに合わせていろんな形のものが出てきたところで進めていくというところで、東部の市長のそれぞれ調査をしたところ、その辺をしっかり見極めてということが、やはり大きな市はそこが大勢でした。そこのところをスタートを間違えると、やはりその後混乱を来すのは間違いありませんので、そのときにやはり小学校の受皿になっているスポーツ少年団は十分富士宮市として考えながら、混乱を来さないような形で進めていきたいと考えています。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) ありがとうございます。私は野球をやっている関係で、どうしても野球の少年団のほうに目が行ってしまうのですけれども、野球だけではなくて、各スポーツの少年団と学校との連携というのは本当に大事だと思います。今教育長がおっしゃったように、スタートを間違えるととんでもないことになってしまうよというようなことをおっしゃっていますので、ぜひその辺スタートを間違えないように、そしていろんな、先進的にやっているところもありますので、そういったところの調査研究なんかもしたらどうかなと。例えば、岐阜県の羽島市というところはスポーツ環境の推進について先進的にやっておりますので、ぜひまたその辺を調べていただいて、富士宮市に合ったそういった施策をこれから考えていただきたいなと思います。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) すみません、途中で質問を止めてしまって。今富士市のほうの議員が見えられているということで、それで富士市のほうなのですけれども、休日の部活動の地域移行については、主幹となる部署、どのような取組ができるのか、スケジュール等を令和4年度に決めていく段階でとどまっているという状況だそうです。本市で任用している部活動指導員の中には、休日の指導を担っている指導員もいるということで、そういうふうな状況を踏まえて、富士宮市がということではなくて、関係している活動には富士市のいろんなスポーツクラブに通っている子もいますので、進めるに当たっては富士市と富士宮市とお互いに連携して、協力しながら進めていきたいと思っています。特に少年団だけではなくて、クラブチーム、それからプロのスポーツチーム、それから民間の事業団体、あと業者の方もいらっしゃいますので、そういうふうな形でお互いに、100%は無理かもしれませんけれども、できるだけ共通理解が図れることで、お預かりしている子どもたちはみんなどこかの小学校、中学校のお子さんですので、だからその子たちが何か十分な活動ができなかったというふうにならないような形で最大限の努力をしていきたいと考えています。 ◆18番(諏訪部孝敏議員) よろしくお願いいたします。 今教育長が富士市と連携してということでおっしゃっていただいたのですけれども、コロナ禍のときに富士市と富士宮市のスポーツ少年団の、これは野球なのですけれども、ちょっと違った部分があって、私のほうによく苦情が来たのですけれども、何で富士市は練習試合がオーケーだったり、一日練習やってオーケーなのに富士宮市は駄目なのだというようなこともありましたけれども、それはそれで富士宮市の考えがあってそうしていたのかなと思いますけれども、ただ、今富士市との連携というのは本当にこれから大事になっていくと思いますので、ぜひ富士・富士宮地区でそこを考えていただいて、これからのスポーツの指導者の育成とか、そういったことを連携してお願いしたいなと思います。 最後に、少子化の中で将来にわたって富士宮市もしくは富士市の子どもたちがスポーツに継続して親しむことができる機会、スポーツ環境の確保をぜひお願いをいたしまして、今回の私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(小松快造議員) 以上で18番 諏訪部孝敏議員の質問を終了します。 この際、10分間休憩します。                                     午後2時11分休憩                                                                            午後2時30分開議 ○議長(小松快造議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 次に、発言通告順により、3番 近藤千鶴議員の質問を許します。3番 近藤千鶴議員。               〔3番 近藤千鶴議員 登壇〕 ◆3番(近藤千鶴議員) 皆様、こんにちは。キセキの近藤千鶴でございます。小松議長のお許しをいただきましたので、早速質問に入らせていただきます。 私は今フラワーデモ静岡という団体に所属し、活動しています。フラワーデモというのは、毎月11日、手に花を持ち、性暴力の根絶を訴える社会運動です。フラワーデモin富士宮も毎月11日に神田川広場でやっております。今日はそのグッズを持ってまいりました。 このように、このような生花とか造花を持って、また「声を上げよう、子どもの性暴力を許さない」というような、このようなプラカードを持って、横断幕を持って、静かなサイレントデモでございます。このような感じになります。今日はフラワーデモのメンバーも来ておりますが。 また、私は性教育のグループにも入っており、どうしたら子どもたちを守れるかを勉強しております。それは、ここ1年半の間に富士宮市でもいろんな事件が起きました。どうしたら子どもたちを守れるかというところで、何かせずにはいられない、そんな気持ちになりました。ですので、私がこのような活動をしていますので、いろんな方から御相談やら告白をされております。小さいお子様から、何と90歳に近い御婦人までです。死ぬ前にこれだけは話しておきたいなどと、切実にお話ししてくださいます。 性暴力というのは、被害者であるにもかかわらず自責の念に駆られ、心身への影響はあまりにも長く、深刻でした。また、被害に遭ったときに、皆さんが誰にも相談できず、どこに相談していいのか、どこに連絡をして、自分はどこにいて、犯人はどうしておけばよいのかということが分からなかったと言っています。今日はそんな被害を受けた方々の思いを持って質問させていただきます。 発言項目1、性暴力や性被害に遭ってしまった場合の相談体制と、憶測や偏見によって引き起こされる被害者に対する2次被害について。毎日報道されない日がないくらい今問題になっている性被害や性暴力でありますが、被害に遭った当事者は心身ともに大きなダメージを受け、誰にも相談することができない場合もあります。必要な支援にたどり着くまでに心ない言動に傷つけられることもあり、何の支援も受けられず、悔しい思いをしています。市民の安心と安全を確保し、被害者に泣き寝入りをさせないよう、被害者が声を上げられる体制づくりと予防が重要であると考えます。以下を伺います。 これは子どもについてでございますが、(1)、被害に遭った場合の相談について。 ①、被害に遭った場合に、最初はどこに相談するのか。 ②、当市における直近5年間の性のトラブルに関する相談件数と、警察に通報した件数。 ③、相談支援の現況。 ④、相談窓口が市民に周知されているか。 ⑤、性被害に遭った場合のマニュアルはあるのか。 (2)、被害者が受ける2次被害について。 ①、性被害に対する無理解や偏見を改めるための教育や啓発をしているか。 ②、被害者が受けるダメージを理解し、被害者を支援するシステムがあるか。 以上でございます。お願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(宇佐美巧君) 私からは、要旨(1)、被害に遭った場合の相談についての①から⑤について、市の家庭児童相談室での状況をお答えいたします。 まず、要旨(1)、①、子どもが被害に遭った場合、最初はどこに相談するのかですが、被害に遭った時点で警察署へ御家族などが被害届を出されることが想定されます。 また、家庭内で起きた場合は、児童や周囲の人から学校などに相談されるケースが大半だと思われます。相談を受けた学校などから市の家庭児童相談室あるいは県の児童相談所に直接通報されることで、被害児童の一時保護措置に向けた対応が取られることになります。 次に、②、当市における直近5年間の性のトラブルに関する相談件数と、警察に通報した件数についてお答えいたします。家庭児童相談室で、近隣や学校などから相談や通報などで性的虐待の疑いありと判断し、安全確認を行った件数を申し上げますと、平成29年度が2件、平成30年度が5件、令和元年度が1件、令和2年度も1件、令和3年度は4件という状況です。市から警察に通報した件数はございません。 次に、③、相談支援の現況についてお答えいたします。性的虐待が疑われる場合には医学的治療や心理士によるカウンセリングなど専門的対応が求められるため、市は県の児童相談所に被害児童の一時保護措置のための通告を行っております。また、子どもから聞き取りを行う際には、必ず女性相談員が同行することや、同じ内容を繰り返して聴かないなど、虐待の場面を思い出すことになる2次受傷を防ぐ対策を行っております。 次に、④、相談窓口が市民に周知されているかについてお答えいたします。市では、一般女性や中高生などの女子生徒向けに、婦人相談員による女性の悩み相談室の名刺カードを市内各公共施設や公衆トイレなどに設置しており、性被害を含めた女性の抱える様々な悩みに対応しております。 また、虐待の疑いがあった場合の通報先として児童相談所虐待対応ダイヤル189のチラシなどを毎年市内公共機関などに配布しながら、虐待予防の啓発を行っております。年々189通報件数も増加しているところですので、現在の取組に一定の効果は得られていると感じておりますが、性的虐待を含めた児童虐待の周知は継続性が重要でありますので、今後とも年間を通して繰り返し繰り返し啓発活動を行ってまいります。 次に、⑤、性被害に遭った場合のマニュアルはあるのかについてお答えいたします。マニュアルにつきましては、静岡県より県内各市町職員用に子ども虐待対応実践マニュアルが作成されております。性的虐待のケースにつきましても、支援のポイントとして、家庭環境が変わらないまま子どもを家庭に戻したり、虐待者に会わせたりしない、児童相談所にすぐに送致するといった対応手順が記されております。 私からは以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、私からは要旨(2)、被害者が受ける2次被害について、①と②についてお答えします。 まず初めに、①の性被害に対する無理解や偏見を改めるための教育や啓発をしているのかについてですが、令和2年6月に性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議で決定した「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」では、子どもたちが性暴力の被害者や加害者、傍観者にならないような教育を推進していくこととされています。また、令和3年4月には文部科学省と内閣府が連携して作成した「生命(いのち)の安全教育」の教材及び指導の手引を各校へ送信、活用を依頼したところです。さらには、文部科学省は令和4年6月、児童生徒性暴力等の防止等に関する理解を深めるための動画を作成、公表もしております。これらのことについて再度情報提供をし、各校で活用するよう進めてまいります。 次に、②、被害者が受けるダメージを理解し、被害者を支援するシステムがあるかについてお答えします。各校においては、保健室、相談室等の相談する場や教育相談、スクールカウンセラーとの面談等の機会を設けており、日頃から相談しやすい雰囲気づくりや職員間での情報交換を心がけています。被害者を支援するシステムとして、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、家庭児童相談所や富士警察署サポートセンター等との専門家や関係機関との連携体制ができています。また、性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター等もありますので、学校以外の相談場所についても教職員や児童生徒への周知を図ってまいります。 私からは以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) ありがとうございました。では、いただいた御答弁の中から質問させていただきますが、その前にちょっと資料の御説明をさせていただきたいと思います。 では、すみません。アイパッドの中の1番、見ていただきたいと思います。①の性犯罪の被害とはというのが左下に書いてありますが、ここには、無理やり他人に身体を触られる、無理やり他人と身体を触れあわせることを命令されるとか、実は望まない性的な言動は全て性暴力になります。ですので、ちょっと触ったぐらいでも、受け取る方によっては性暴力になるということをここにいらっしゃる男性の方たちも認識していただきたいなと思います。 そして、②の内閣府が出しました男女間における暴力に関する調査(令和3年度)なのですが、②の1番でございます。その4でございますが、この中で、被害を受けた女性が6割、男性の7割がどこにも相談していないということですので、明るみに出た件数よりかなりのいろいろ被害者がいるということでございます。 そして、②の2でございますが、その相談先ですが、知人とか、相談した方が約4人に1人なのですが、それとか、先ほど言いましたけれども、警察とかに全然ないですよね。学校にも相談したということはあまりないです。そして、ワンストップ支援センターは何と0.7%です。ですから、100人中1人もいないということなのです。これ、周知されていないのではないかなと思ってしまいます。 ②の3でございますが、どこにも相談できなかった理由ですけれども、恥ずかしくて誰にも言えなかったとか、自分さえ我慢できればいいのだと。また、思い出したくもないし、悲しいことに、相談しても無駄だと思った、そしてどこに相談してよいのか分からなかったからというふうに、なかなか相談するには随分ハードルが高いことがこれを見て分かっていただけると思います。 そこで、文部科学省も性犯罪、性暴力対策の集中強化期間として、令和2年度から令和4年度までの3年間を集中強化期間としたわけなのでございますが、その中に被害申告、相談しやすい環境の整備ということがありました。先ほどの答弁も中にもあったと思いますが、富士宮市としてはこれの政策を頭に入れながら何か取り組んできたこととか、またこの中間報告とかというのもあったと思いますけれども、いかがでしょうか。          〔「今のは質問に書いていないですよ」と呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) ええ、関係していますけれども。 ○議長(小松快造議員) 近藤議員、もう少し具体的にどの部分の質問か、もう一度お願いできますか。 ◆3番(近藤千鶴議員) そうですね、分かりました。 ③の相談支援の現況というところでございますが、文部科学省では令和2年度から令和4年度が性犯罪、性暴力対策の集中強化期間ということで、それは存じ上げていると思いますが、野田聖子さんやら、いろいろな方がおっしゃっていましたのですが、それで富士宮市としてこの政策をにらみながら何か取り込んできたことってあるのですか。 ○議長(小松快造議員) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長兼福祉事務所長(宇佐美巧君) 私は保健福祉部でございますので、先ほどお答えさせていただいた内容が全て家庭児童相談室でのということでございますので、議員が言われている、文部科学省が示された集中的なという取組とは具体的にはちょっとないかと思いますが、県の児童相談所と連携を取って対応しているといったところになってございますというところです。ですので、直接議員が御質問されているところについては、私のところでは具体的な検討のところではございませんので。 ◆3番(近藤千鶴議員) はい、分かりました。では、先ほども御答弁ありましたように、県のワンストップ支援センターのSORA(そら)とのあれですか、いろんな接点があって、いろいろそちらと意見交換とかってしているということなのでしょうか。 では、質問を変えますが、④の相談窓口が市民に周知されているかということでございますが、今相談するところが県のワンストップ支援センターのSORA(そら)という御回答もありました。では、そのSORA(そら)をどのように皆様に啓発してきたのかというところをお答えください。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) それでは、相談という中で、今の児童とか子どもの関係なのかもしれませんが、相談という形のところで私のほうからちょっとお答えさせていただきます。 静岡県の暴力被害者支援センター、今おっしゃられているSORA(そら)というところなのですけれども、市としては、今の性犯罪なんていいますと、基本的には市がやっているのはDV相談ですとか、家庭児童相談ですとか、男女共同参画センターにある女性相談、それからちょっと、どこに相談したらいいか分からないというような場合には一般相談なんかの窓口に来られる方もいます。そこと、こういう性犯罪なんていいますと具体的な犯罪になってくるものですから、特に市民部が所管しております一般相談並びに女性相談というようなところにお越しいただいたり、相談があった場合には、このSORA(そら)のほうを御紹介をして、おつなぎしているというような状況になっております。 以上です。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 教育委員会のほうへは事務連絡という形で、令和3年11月12日に文部科学省のほうから、各学校でワンストップ支援センターの連絡先を周知するようにという通知が届いています。対象として教職員や生徒にぜひ周知をしてくださいという要請文が届いて、これに合わせて各学校がこれからしっかり周知していくという形を取っていくようになります。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。実は私、このような活動をしているといろんな相談を受けていて、そしてそらとも何回も、実はいろんな電話でやり取りをしたのです。そうしたところ、弁護士はじめ、それにかなりの医療機関、そして精神科医とか、警察も全部ついていまして、大変専門色豊かで、大変プロの団体だったです。これは県がやっているわけなのですけれども、ですので、もし富士宮市でこのようなレイプ事件があったときには、まず一番先にここに御相談していくように指導していくのがやっぱり富士宮市ではないのかなと私は思ったのですけれども、先ほど学校とか、それとか家家庭児童相談室とかといっても、なかなか皆さんが行かないし、ですのでそのようにSORA(そら)をいろいろ啓発していくというのがいいのではないかと思うのです。 では、SORA(そら)との意見交換とかやり取りとかというものは、今まではないのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) すみません。では、私の所管している市民部の中の一般相談ですとか、女性の相談の関係だけでお答えしますと、今のところ、先ほど答弁させていただきましたが、そういう案件があった場合にはSORA(そら)の存在というか、自体は承知しております。なおかつ、市の相談員はそれほどスペシャリストでもありませんので、議員がおっしゃられたように、かなり専門的な問題になると思いますので、SORA(そら)というところの存在というのは把握しておりますので、そちらのほうに紹介をしていって、円滑な相談をできるように御紹介はしております。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) そうですか。では、もしレイプされて、すぐ病院に行かなければならないとかということがあるではないですか。そのときに市に御相談があったとします。そうなったときに、市はいろいろ連携している、提携している病院というのはあるのでしょうか。 実は、お答えにくいと思うのですが、SORA(そら)では東部に1か所、中部、西部に1か所ずつあるのです。ですから、私が申し上げたいのは、そのようにSORA(そら)しかないのですよ、この県の中で、緊急に、それも24時間全部引き受けてくださるところが。だから、そこを徹底的に啓発していくというのが子どもを守るという一番の早道ではないかと思うのです。ですので、これからSORA(そら)と協定していっていただきたいなと思います。ぜひそれはやって、今さっき御相談のところを見ましたら、100人のうち一人も行っていないわけですよね。だから、周知が足りていないのです。ですから、それを啓発していただきたいということでございます。 それと、富士宮市ではいじめのマニュアルが、教育長、あると思うのですけれども、いじめは富士宮市いじめ防止の基本方針、いじめ対策委員会なんかもあって、各小学校、中学校で全部いじめのマニュアルがあるわけなのです。だけれども、今静岡県も富士宮市もそうですけれども、今非常事態です。本当にこういう事件を見なかった日はないぐらいのときですので、いじめのマニュアルがあるぐらいでしたから、こういうことも、マニュアルもできると思いますが、どうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) いじめのマニュアルについては、ひな形があって、それを基にして富士宮市の形のものをつくっています。 同じように、性被害防止についても同じ手順で、いずれそういうふうな形で進んでくるというふうに考えています。まだ富士宮市のほうに、これは富士宮市独自というよりも県全体、それから全国全体に係るものですので、まず国から示されて、県のほうがそれを受けて、それで市町という。いじめ対応マニュアルと同じように、そんなふうな形で、マニュアルという形のものがいずれ作られてくる。特にこども庁ということで、それについては積極的に取り組むという情報発信をしていますので、そんなふうな形になってくるのかなというふうに思います。そうしたときには、富士宮市としてしっかり受け止めて、それを作成していくという形になってくると思います。 ◆3番(近藤千鶴議員) はい、分かりました。今やっぱり、本当に私、先ほども何回も言いましたけれども、意外とスピーディーにこの問題って解決していかなくてはいけないと思うのです。 それで、他の市町村なのですが、この資料の③の1を見ていただきたいのですが、奈良県のやっぱりワンストップのNARAハートという県が主催しているものでございますが、「学校でおこった性暴力被害の初期対応手引き」というものを出しているのです。そして、③の2を見ますと、学校で性暴力被害が起こった場合のタイムラインとかというのもしっかりとつくって、それを各学校が資料を使ってやっているというような、奈良県ではそうでございます。そして、今こういうことが大変社会的に問題になっているものですから、三重県議会なんかも学校現場の性被害に関する対応マニュアルを作成する方針。意外といろんな県がそのような方針を示しているのです。いろいろ国とか県を待っていたらなかなか間に合いませんので、早急にそういうことも検討していただきたいと私は思うのです。 そして、この資料の④の1、2でございますが、千葉市というのは危機対応チーム、それを設置したり、教職員の児童生徒への性暴力の発見時の対応フロー図なんていうのもつくったりして、実はこれ大変千葉市の取組が有名で、いろいろ取り上げられております。そして、この千葉市なのですが、教育長宣言を言っているのです。千葉市教育委員会は、子どもの権利が守られ、すべての子どもが健やかに育つことができるよう、ここに性暴力から子どもを守る安全・安心な学校づくりを宣言しますと、そのように教育長宣言をしているのですが、富士宮市も非常事態と言って過言ではないわけですので、どうでしょうか、教育長、このような教育長宣言というのはお出しになっていただけるのか、また考えていただけるか。どうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 今私自身は考えていません。先ほどの、どのように対応していくのかということは必要だと思いますので、その辺は富士宮市独自というよりも、これって県全体が、先ほども県でという話をされたと思うのですけれども、やっぱり県全体で取り組んでいくということで、また全然そういうふうな動きがないようでしたら、教育長会等で要望していきたいと考えています。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。実は私は静岡県から無所属の議員、19人の女性のグループに入っておりまして、今回約半数ぐらいの方がこの性被害、性暴力の今の現状を憂えて、一斉に6月に議会で質問しているのです。つい先日、お隣の富士市でもそのようなことを言いまして、全く私と同じ質問を教育長にしたわけなのです。そしたら、同じ事態でもやっぱりお答えが全然違って、私も少し残念だったのですが、富士市の教育長は、いや、いいことだ、前向きにというような御答弁をいただいたわけなのですけれども、ぜひ子どもたちのために本気度を出していただいて、守っていただけるとありがたいかなと。 市長、何かございますか。よろしいですか。ぜひそのようなことをお願いしたいなと思います。いじめマニュアルもあるのですから、やろうと思えばできると思います。 それと、(2)の2次被害でございます。富士宮市はつい先日、青少年相談センターのそのような事件もあったわけなのですが、この2次被害というのは、今回の場合、ちょっと考えてみますが、今回の場合は冤罪ではないかというお声を聞きました、フェイスブックその他いろんなところで。また、はめられたではないか、お金目当てではないかと。また、この間不起訴になったというところで、不起訴だから無罪ではないかと。無罪放免だ、やっぱり冤罪ではないかというような、いろいろフェイスブックなんかで騒がれたのですが、他の事件では、隙があったのではないかとか、抵抗できなかったのか、ミニスカートをはいているから、あなたにもいろいろ落ち度があったではないかとかという、そういうのを含めて2次被害というわけでございます。大変、皆様も記憶に新しいと思いますが、ジャーナリストの伊藤詩織さんなんかは元TBSの記者を訴えて、訴えたのはいいのですが、周囲からの言動でさらに傷つけられることがあるわけでございます。そんなときに絶望し、誰にも話せなくなったと言っております。しかし、私たちもフラワーデモとかミートゥーとかという運動で、映画界のセクハラ問題も本当に大きくなってまいりました。少しずつ私たち女性も声を上げて、黙らないということになってきたのかなと。大変、少しでもありがたいと思うのですが。 ところで、富士宮市は犯罪被害者支援条例というのが4月1日から施行されたと思います。まさしく今回の件というのは、これに当てはまるのではないのかなと思ったのですが、どのように、これ機能したのでしょうか。市民生活課ですか。この犯罪被害者支援条例の支援の条例には今回のことは当てはまらないのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) すみません。御質問の「今回の件」というのはどのような件なのか御説明をいただけますか。 ◆3番(近藤千鶴議員) 今回というのは、4月に起きました青少年相談センターの暴行容疑のことでございます。そのことでいろいろ被害者の方が今2次被害に遭っているということでございます。ですので、こういう場合は犯罪被害者支援条例が当てはまらない。 ○議長(小松快造議員) 近藤議員、不起訴になった件ですよね。 ◆3番(近藤千鶴議員) はい、そうです。 ○議長(小松快造議員) 確定したものでも何でもないので、あまりそこのところというのは、確定したような話には誘導しないでください。 ◆3番(近藤千鶴議員) はい、分かりました。ということはどういうことですか。 ○議長(小松快造議員) 何か話を聞くと、確定したような話になっているので。 ◆3番(近藤千鶴議員) でも、不起訴になったですよね。 ○議長(小松快造議員) はい。先ほどもフェイスブックの中にいろいろ書いたというのはありましたよね。 ◆3番(近藤千鶴議員) はい。 ○議長(小松快造議員) あれは冤罪だとか何とかということもあって、この議会の中で2次被害どうのこうのというのは、被害があったという想定の話になりますので。 ◆3番(近藤千鶴議員) いや、でも実際あったことですので。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 今回の件につきましては、報道に出ているとおりで、そこまでしか分からない話なので、この場でいろいろな思いを巡らせて話すものではないと思っていますので、お控えいただきたいと思います。 ○議長(小松快造議員) 市民部長。 ◎市民部長(佐野利幸君) この4月に施行しました犯罪被害者支援条例の対象者というのは、犯罪が確定した方に対する対応の条例になりますので、今回の案件については犯罪被害者支援条例の対象外の案件となります。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) ああ、そうですか。分かりました。 不起訴になったということでございますが、不起訴というのは無罪ということではないのですよね。不起訴の中にも起訴猶予が約9割、そして嫌疑、そして嫌疑不十分といって、ほとんどがこの起訴猶予なのです。今回は多分それに当たるのだと思いますけれども。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 先ほどから申し上げていますが、あくまでも推測でこの場で私は議論するつもりはありませんので、別の場でお願いします。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。ではこのことは後ではっきりさせましょう。そうしましょう。 ○議長(小松快造議員) 教育部長。 ◎教育部長(植松宏幸君) 警察から発表されている以上のことを私は知りませんので、議員が知っているのでしたら教えていただくことはできますけれども、この場でそういうことをやる必要はないし、別の場ではっきりやる必要もないと思っています。 ◆3番(近藤千鶴議員) そうですか。では、実際に被害に遭っているお子さんはいらっしゃるということにはどう思うのですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それで、私も記者会見をしたときに嫌な思いをしたことは事実ですので、その子が相談センターをまた利用できなくなるとか、それとかというふうな、そういうふうな形、もし相談センターの中に該当しているとしたら、そうなることは避けるように青少年相談センターのほうに丁寧に対応するようにと。ですから、青少年相談センターを閉めることなく、その子だけではなくて、ほかの子もいますので、それについては丁寧に対応してほしいということで、また対応するような指導をしっかり一応現在もしている状況です。ですから、その事実があったかどうかというふうな、そういうふうなことではなくて、その子自身にとってはそういうふうに受け止めたということは大事にして、対応できるような体制づくりというのは青少年相談センターとして、また教育委員会としてしっかり整えるという意味合いで私自身が記者会見の場に臨みました。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。では、その記者会見のときに教育長が関係者の心のケアに努めていくとおっしゃっていたのですが、どのようなことをなさったのかなと思って。
    ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 当然青少年相談センターのほうにカウンセラー等が来るような形で、それでもって、何か困ったこととかそういうことがあったときに対応できるというふうな形で対応しました。実際には、青少年相談センターに通っているお子さんの中には特に新聞報道があった後青少年相談センターに通うのをやめたとか、そういうふうな相談は青少年相談センターのほうにはなかったということで、通常どおり青少年相談センターのほうは運営できたと思っています。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。とにかくつらい思いをしている方がいらっしゃるし、また4月に起きた、今6月ぐらいでしょう、その間に本当に警察が話す以上のことは何もできませんといって、それを何も手をつけられないといって手を差し伸べられないというのでしたら、これから何かあったときに誰も市に相談しなくなってしまいます。ですから、その辺のところをしっかりと考えていただく。では、何かあったときに、市に相談したって、こんな1か月も2か月も関係ないということで放っておかれたら、誰も言わなくなってしまいます。ですから、私が先ほどから申し上げているように、相談体制とか、また誰でも申告できるような、気軽に申告できるような環境を整えていきたいと申しているのです。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それについては、そういうふうな環境を整えますということで答弁したと思うのですけれども、そこの見解が違うのは残念ですけれども、それでさっきから性犯罪だというふうな形で議員捉えていますけれども。 ◆3番(近藤千鶴議員) 性犯罪なんて言っていませんよ。 ◎教育長(池谷眞德君) でも、さっきからその話を随分していますよね。 ◆3番(近藤千鶴議員) 性暴力ではないですよ。暴行容疑で訴えられていますでしょう。 ◎教育長(池谷眞德君) そうですよね。 ◆3番(近藤千鶴議員) だから、セクハラとか性犯罪なんて一言も言っていませんよ。 ◎教育長(池谷眞德君) そうですね。では、そこのところをしっかり区別して。 ○議長(小松快造議員) すみません。近藤議員、今回の今の質問と教育長の答弁とちょっとかみ合っていないところがありますので。 ◎教育長(池谷眞德君) そうです。 ○議長(小松快造議員) あくまでも今回の事件につきましては、性犯罪でなく、暴行容疑ということでの容疑だったと思うのですけれども、そこをしっかり整理した形でもってお話、質問をしていただきたいと思います。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。 ◎教育長(池谷眞德君) 性暴力ではなくて、暴力ということですよね。 ◆3番(近藤千鶴議員) 暴力です。 ◎教育長(池谷眞德君) だから、「性」がつかないということで。 ◆3番(近藤千鶴議員) 「性」はつかないです。 ◎教育長(池谷眞德君) 質問していただければと思います。 ◆3番(近藤千鶴議員) だから、「性」はつけていないですよ、さっきから。 ◎教育長(池谷眞德君) そうですか。さっきからつけているような気がしますけれども。 ◆3番(近藤千鶴議員) つけていないです。だけれども。 ○議長(小松快造議員) 近藤議員、先ほどから実は「性」という字のほうが先に出てきているのです。 ◆3番(近藤千鶴議員) そうですか。分かりました。では、誤解を与えました。では、ちょっとまた仕切り直しましょう。仕切り直します。               〔「仕切りなし」と呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) 仕切り直さなくてもいいですか。そのまま、では続けましょう。はい、分かりました。 いろいろこういう性犯罪とか性暴力とか、また2次被害が起こるところは、性犯罪の加害者治療に長年取り組む斉藤章佳さんとか、また元法務大臣の原田さんとかおっしゃっていますが、ちょっとぐらい触られたからといっても女性の何も減るわけではないとか考える、都合のいい認知のゆがみを持っていることと指摘し、それは社会に根づいてしまっている女性観のゆがみによって強化されていると。日本社会から男尊女卑の概念がなくならない限り、性暴力加害者は再生産され続けると強調しておりますし、また我が国に根強い男性優位社会の影響がある。女性を被害者とする性犯罪の背景には、女性を物や記号のように見る真理があると指摘しているわけなのでございます。というのは、2次被害も、このような性暴力、性被害も全てこれはジェンダー問題が根底にあるのではと思います。そのジェンダーの平等社会に向けての取組を強化すべきだと思います。 そこで、私、この富士宮市の庁舎の中でも、女は黙っていろとか、女はおしとやかにとか、そのようなことを言われてくる、ジェンダー社会の中でとんでもないことを言われているわけなのですが、そのような行政の中の雰囲気がやっぱりなかなか性被害が減らないというようなことになってくると思うのです。その背景を、市長どのようにお考えになりますでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 質問した項目と答弁とが全然かみ合わないのです。あちこち飛んでしまってどうにもならない。答弁のしようがない。ですから、もう少し勉強されてから質問をされたほうがいいではないかと思っていますものですから、それだけ答えておきます。 ◆3番(近藤千鶴議員) 何か勉強はいっぱいいっぱいしているつもりなのですけれども。でも、言っていることは分かりますよね。こうやって、こういう性被害、性暴力、また2次被害の根底に流れているのは、やはりそこにジェンダーの問題があり、そこの根底を直さない限りはそういうものは減らないよと言っているわけです。しかし、富士宮市ではまだそのジェンダーの問題がなかなか片づいていないというか、女は黙っていろとかと言っている人がいっぱいいるわけでございます。だから、それについてどう思うかとお聞きしているのです。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 先日の件は法が裁いてくれて、そして不起訴なのです。これで一件落着なのです。ジェンダーとか何とかって全く関係ない。法の下においては男女平等なのです。ですから、そんなことは、逆に女性をばかにしているとか、差別しているとかなんていうことは毛頭思っていませんし、私は。それで、法律的にもそういうものではないということだけは御理解されたらいかがかなと、このように思っています。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) だから、先ほどの問題と、今私が質問している問題は違うのです。いずれにしても魂の殺人で、こういう性暴力とか性被害というのはやっぱり人権問題だと私は思っております。何しろ子どもたちの性被害の根絶は私たち社会に課せられた大きな責務である思っております。私たちは女性の性を守りたいのと同時に、生きる性を守る、そんな社会であってほしいなと願うわけでございます。今日はここはこのぐらいで終わりにいたします。 では、市長、あれですか。不起訴というのは無罪ということですか。そうではないですよね。司法では。                〔「無視」と呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) 無視ということですね。では、次に行きます。 子どものマスク着用についてでございます。国は、屋外の会話のない場面ではマスクは不要との見解を示しましたが、長引くコロナ禍で子どもたちがマスク依存になり、マスクを外せない子どもたちがいるということについて専門家の間で懸念が広がっています。そこで、以下伺います。 (1)、当市におけるマスクの現状は。 ①、マスク着用を推奨または推奨していない場面はどのようなときか。 ②、給食の際の黙食の現状について。 ③、熱中症対策はどのようにしているか。 ④、マスクを外すことができない子どもへの指導は。 では、よろしくお願いいたします。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) それでは、要旨(1)、当市におけるマスクの現状はの①から④についてまとめてお答えします。 まず初めに、①、マスク着用を推奨または推奨していない場面はどのようなときかについてですが、感染症対策においてはマスクの着用を今後も基本的には推奨していく必要があると考えております。一方、推奨しない場合としては、身体的距離が確保できる場合、体育の授業、運動部活動中、登下校中等があり、熱中症防止を最優先し、マスクを外すよう呼びかけています。 次に、②の給食の際の黙食の現状についてですが、給食は現在も黙食としております。食事中はマスクを外すため感染リスクが高くなります。また、感染者がいた場合、濃厚接触者となる可能性も高くなるため、当分の間、黙食を行うこととしています。 次に、③の熱中症対策はどのようにしているかについてですが、気温、湿度や暑さ指数が高い日には熱中症などが発生するおそれがありますので、マスクの着用を推奨していない場面ではマスクを外すよう呼びかけています。また、子ども自身が暑さで息苦しいと感じたときなどにはマスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自分の判断でも適切に対応できるよう指導しています。 最後に、④、マスクを外すことができない子どもへの指導はについてですが、マスクを外すことができない理由は子どもによって様々です。熱中症対策を優先にしつつ、子どもにとって学校が安全、安心な場所となるよう、本人や保護者と話合いながらマスクの着用あるいは不着用については丁寧に対応していきたいと思います。 私からは以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) ありがとうございました。日本の中で今、いろんな精神科の先生からいろいろ言われておりますが、マスク酸欠というのが本当に問題になっております。今こうやってマスクをしていても、自分の二酸化炭素が出したのをまた吸ってしまうという、そんな、二酸化炭素過多というのですが、その結果頭痛とか、思考力とか、記憶力といった、脳の力がだんだん低下していってしまうと。また、免疫力が低下して、そしてそれにも増して、コミュニケーション能力を落とすと言われているのです。ですので、教育委員会としてこういうマスクの弊害というのは教育長は認識しているのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 私もできるだけ早くコロナ禍が過ぎて、マスクを外した生活が戻ることを願っています。 ◆3番(近藤千鶴議員) 認識しているということですか。              〔「はい、そうです」と呼ぶ者あり〕 ◆3番(近藤千鶴議員) 私も、今4歳とか3歳のお子さんというのは人生の半分以上がノーマスク生活だなと。小さいお子さんたちは本当に大人の笑顔を満足に見ることもなく過ごしていることに、大変不安を感じてしまうわけでございます。早く取れるといいのですが。 ところで、この黙食ですが、福岡市長は、食育は栄養を取るだけではなくて、会話も含めて食育だと。教室でみんながシーンとして食べるのは、新型コロナウイルス感染症という緊急事態に応じた異常な状況だというところで、福岡市長はこの黙食をやめる方向でという宣言をいたしました。どうでしょうか、市長もそのようなお考えはないのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) コロナ禍でマスクしているのは、やむにやまれずマスクをしているわけです。感染したくないから。黙食で食べなさいなんていうのも、うつらないように言っていることでしょうけれども、なるべくならマスクを取って食べたほうがおいしいですし、当然のことだと思うのです。だけれども、できるだけ感染しないような状況をつくっていくには黙食がいいだろうということでやっていると思いますけれども、私はできればマスクは取って食べたほうがおいしいと思います。 ◆3番(近藤千鶴議員) いや、マスクは取っては食べるでしょう、市長。マスクは取っては食べるのです。黙食、黙って食べるということなのです。黙って食べるのを、福岡市長は、少しは会話してもいいではないかという方向性に変えたということなのです。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 国の方針で、なるべく黙って食べてくださいということですから、それを守っているだけであって、御飯を食べるときにはマスクは外すわね。それで、ある程度もぐもぐし出したらこうやるというのも、それまた、そういうやり方もあるということで、それはそれでいいではないですか。 ◆3番(近藤千鶴議員) 私は本当にコロナ禍の中でおかしいなと思うのですけれども、国がやれと言ったからやるとか、では国が転んだら富士宮市も転ぶのですか。私は思うのですが、国が転んだって、国が滅びたって、富士宮市の子どもたちは生き延びるというふうに、そういう教育をするのが教育だし、また市長の役割ではないかと私は思うのです。 ○議長(小松快造議員) 市長。 ◎市長(須藤秀忠君) 富士宮市は黙食がいいというふうなことでやっているのだから、それでいいではないかと。私は、議員がマスクを取ってやりたければ、やりたいでもって、そういうふうにやれば、勝手に。それでいいではないですか。 ◆3番(近藤千鶴議員) では、子どもたちも、マスクが苦しいと感じたときには苦しいと言える環境とか、また子どもたちに判断によってマスクを取ったり外したりできるように、そのようにしていただきたいです。そして、他の市町村ではいろんなお母さんたちがマスクのことで要望書を出したりしているのですけれども、富士宮市としてはそのようなお母さんたちの要望というのは聞こえてこないのでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 今のところ私のほうまでそういうふうな要望がまとまって来るとかというふうなことはありません。いつもなのですけれども、揚げ足を取るような質問はぜひやめてほしいと思います。先ほどの市長マスクを取ってって、当たり前ではないですか、食べるときはマスクを取って食べる。だけれども、市長が話をしたのは、マスクを取って食べたら、そのまま話をするということはという意味だと思うのです。だから、そういうのはきちっと聞いていただいて、こちらの思いも理解した上で質問していただかないと、どんどん、どんどん話が違う方向へ行ったり、十分考えていることが伝わらないので、答弁をしていて私自身がすごくむなしいです。だから、そういうふうな質問はぜひ控えていただきたい。ちょっと余分なお節介みたいな形で申し訳ありませんけれども、ぜひよろしくお願いします。 ◆3番(近藤千鶴議員) いや、それはお互いさまではないですか。そして、別に揚げ足を取るようなつもりで言っているわけではありません。子どもたちのことを思ってやっているわけですから。 そして、今日の暑さも本当に特別ですよね。子どもたちが本当に命がけでマスクをしているのではないかというぐらいでございます。ですので、ぜひこういう熱中症のおそれがあるときはマスクを外すというふうに強制してもいいのではないかと思うのですけれども、どうですか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 命をかけてマスクをする必要はないと、そのとおりだと思います。ですから、外で運動するときとか、十分なソーシャルディスタンスが取れるというときには当然外すということはもう既に認めていますし、指導する側として、そういうふうな危険性があるときには当然外すという、これはもうそれぞれの学校へ教育委員会としてお願いしていますし、学校のほうも理解しているというふうに私自身も理解しています。 ◆3番(近藤千鶴議員) そうですか。私のほうにいろいろお電話とか、やっぱりちょっと、いろいろ要望なんかいただいているのですけれども、マスクの着用を子ども同士で注意し合うような、そして先生が本当にマスクをしなさい、しなさいと呼びかけていて困ってしまうなんていうような電話もいただくわけなのです。マスクをする、しないで子どもたちがいじめに遭ってしまったりするというのが実際教育現場で起きているようでございます。そのことに関してはどうでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 当然そういうふうな心配は十分私たちも予想していますので、子どもたちの様子とかそういうのを常にしっかり見ていくという形での対応をお願いしているところです。 ◆3番(近藤千鶴議員) 子どもに携わるお仕事をする人たちはぜひその辺のところの優しい対応を心がけていただきたいですし、教職員が自らの判断が難しいと思われるような場所は、教職員が個々に応じた声がけをぜひお願いしたいと思います。 それと、大人がまずマスクを外していくというふうにしないと、例えばこの間熱中症で子どもたちが救急車で運ばれた。その学校はマスクを外しなさいよと指導していたらしいのです。しかし、恥ずかしいとかといって、またうつるとかといってマスクを外さなかったという。外せ、外せと言っているのに外さないといって、熱中症で運ばれてしまったというようなことを聞いたものですから、まず私たち大人がいろいろな場面場面で外していくということが大事ではないかと思うのです。そして、庁舎の公共施設のところに「マスクの着用をお願いします」という、こういうカードがあります。カードというか、看板が。ああいうものというのは、これは外すというか、そういうものは皆さん分かっていますので、私もこの間、マスクを外して会派室まで来たのです、誰にも会わないしと思って。でも、議会事務局で聞いたら、庁舎内はマスクをしてくださいということでやったのですけれども、そういうところから少しずつ緩和していくという。どうでしょうか、その辺のところは。 ○議長(小松快造議員) 副市長。 ◎副市長(芦澤英治君) 新型コロナウイルス感染症対策のプロジェクトチームのリーダーとしてちょっと答弁させていただきますけれども、議員おっしゃるとおり、誰もマスクをなしで生活できる、それにこしたことはありません。なぜかというと、これは個人の自由の問題もありますけれども、何よりも新型コロナウイルス感染症対策として、自分もかからない、相手にうつさないということでございます。庁舎内の中において、不便ですけれども、ビニールのカーテンもさせていただきましたし、マスクをすることによって濃厚接触者にもならないという扱いになりますし、これは行政としても、行政の組織を守るということは非常に大事なことでございます。ですので、国の方針として、医学的な見地も含めて、やはり日本全国で同じルールでいこうよとなったらば、そのやり方をやはり守るというのが一地方自治体としての富士宮市でもそういうふうに考えておりますので、うちだけでマスクを外して結構ですということは、これはいたしかねるということでございます。御理解をいただいて、もとは、前にも申しましたけれども、法定受託事務といいまして、国がこれは全国一律にやってくださいという仕事を私たちはしております。市だけの判断でそのルールといいますか、方針を崩すということは難しいと考えております。 以上です。 ◆3番(近藤千鶴議員) 分かりました。でも、自治体によっては国の政策のぎりぎりの線をいって、覚悟の決断をしているところが結構あるわけでございます。ですので、いつも市長もおっしゃっていますよね。国を待っていたって仕方がないとかと時々言うではないですか。時々ですが。ですので、ぜひ場面場面でやっていただけると大変ありがたいかなと思います。 そして、やはり私たちはこれから子どもに教育をしていく中で、教育長、人の世の摂理として、誰もがいずれ死ぬ。そういう死を迎えることと、そしてそれを前提としながらも主体的に生きることの大切さとか、人類とウイルスの共生の歴史や生きることについてもっと多面的に、そういう何か大局的な教育をこれから子どもたちに教えていくべきだと思います。そして、子どもの教育、富士宮市の教育の理念として、生きていく力とか考える力と、あれを見ましたのですけれども、そういう意味で、これからはこのウイルスにも負けない、そしてそういう中で、そういう違った意味で多面的な教育も必要かと思われますが、いかがでしょうか。 ○議長(小松快造議員) 教育長。 ◎教育長(池谷眞德君) 当然教育は子どものいろんな多様性を認めながら進むということで、今も多面的に進めているつもりです。だから、一面だけを見てやるという怖さもよく分かっていますので、それについては議員のおっしゃるとおりだというふうに思います。 ◆3番(近藤千鶴議員) そして、やはり子どもたちが一番体を、自分の体を自分で守っていくというのは、おいしい空気を体いっぱいに吸って、そしてよく寝て、よく食べて、笑って、そしてこうやって免疫力も高めていくという、本来の人間の持った力というものをぜひ子どもたちに教えて、御指導しながら子どもたちを守っていっていただきたいなと思います。 これで私の一般質問を終わりにいたします。 ○議長(小松快造議員) 以上で3番 近藤千鶴議員の質問を終了します。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明6月30日は午前9時から本会議を開き、一般質問を行いますので、よろしくお願いします。 本日はこれにて散会します。 御起立願います。                   〔全員起立〕 ○議長(小松快造議員) 礼。 御苦労さまでした。                                     午後3時29分散会...